リハビリmemo

理学療法士・トレーナーによる筋トレやダイエットについての最新の研究報告を紹介するブログ

科学が明らかにした「モテるボディの絶対条件」を知っておこう!


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 「筋トレをするとモテる」

 

 これは都市伝説ではなく、科学的検証の結果にもとづく事実です。

 

 男性の身体の筋肉量と女性が男性を評価する魅力度は「逆U字型」の関係であることが示されており、ある程度、筋肉量が多いほど魅力度が高くなることが報告されています。

  『筋トレをするとモテる本当の理由』 

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Fig.1:Frederick DA, 2007より筆者作成

 

 また、筋トレをすると顔が「男らしい顔」になります。よくSNSで筋トレ前後の写真を載せている男性がいますが、筋トレをして身体を絞ったあとの顔は「男らしい」ですよね。顔の男らしさと女性が男性を評価する魅力度も「逆U字型」の関係があることが報告されており、ある程度、男らしい顔であるほど、魅力度が高くなるのです。

イケメンでない僕たちが筋トレをすべき理由

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Fig.2:Iris J, 2017より筆者作成

 

 しかし、モテたいからといってただ漫然と筋トレすれば良いという単純な話ではありません。

 

 なぜなら、モテるボディには絶対的な条件があるからです。

 

 今回は、科学が明らかにした「モテるボディの絶対条件」について最新の研究報告をご紹介しましょう。



Table of contents

 

 

◆ もっともモテるのは「WCRが0.7」のボディだ!

 

 女性は男性の身体のどの部位を見て魅力を評価しているのでしょうか?

 

 この問の答えとなるエビデンスは数多く報告されており、研究者の間でコンセンサスが得られています。

 

 それは男性の「上半身」です。

 

 では、どのような上半身に魅力を感じるのかというと「WCRが0.7」の上半身なのです。

 

 男性のモテる上半身の指標とされるのが「ウエストと胸囲の比率(WCR:Waist-to-Chest Ratio)」です。WCRはウエストを胸囲で除した値になります。

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 ウエストと胸囲が同じサイズだとWCRは1.0になり、寸胴な体型になります。WCRが0.9、0.8、0.7と小さくなるほど胸囲が大きく、ウエストが細い「V字型」の体型であることを示します。

 

 そして、WCRを女性がどのように魅力的に感じるかを検証したのがオクラホマ州立大学の研究報告です。

 

 研究の対象は大学生の女性92名(平均年齢20.7歳)であり、男性の全身が写っている写真が見せられました。写真は画像修正ソフトによりWCRが0.7、0.8、0.9と異なる3つの体型に修正されています。女性は、この3つの体型について、それぞれ魅力度を評価しました。

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Fig.3:Garza R, 2021より引用

 

 その結果、もっとも魅力的と評価されたのがWCRが0.7の体型であり、ついで0.8、0.9の順となりました。

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Fig.4:Garza R, 2019より筆者作成

 

 この結果から、WCRの値が小さくなるほど、つまり胸囲が大きく、ウエストが細いV字型の体型であるほど、女性は魅力的に感じやすくなることが示唆されたのです(Garza R, 2019)。

 

 さらに、2021年の研究では、大学生の女性130名(平均年齢19.4歳)に対して、同じようにWCRが異なる男性の体型の写真を評価させた結果、やはりWCRが0.7の体型がもっとも魅力的に評価されました。とくに短期的な交際を望んでいる女性ほど、魅力的に評価することが示されました(Garza R, 2021)。

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Fig.5:Garza R, 2019より筆者作成

 

 これらの結果は、これまでに報告された研究結果(Crossley KL, 2012)を支持するものであり、女性は「WCRが0.7」の体型をもっとも好むことが示唆されているのです。

 

 さらに、女性が男性の上半身のなかでも、とくに「腹部」で魅力度を計っていることが近年の研究報告でわかってきました。



◆ 女性は男性の顔と同じくらい「腹部」をよく見ている

 

 女性が男性の身体のどこを見て魅力度を評価しているのかを判定する方法に「アイトラッキング法」があります。女性が男性を見たとき、「最初にどの身体の部位を見るのか?」、「時間をかけて観察している身体部位はどこなのか?」を視覚パターンから判定します。

 

 2019年、オクラホマ州立大学の研究では、大学生の女性92名(平均年齢20.7歳)を対象に、男性の全身の写真を見せて、アイトラッキングにより男性の身体部位(顔、胸部、腹部、鼠径部、大腿部、下腿部)に対して、最初に視点を合わせた身体部位の時間(初期の固視時間)、各身体部位を見続けた時間(注視時間)を計測しました。

 

 その結果、女性が最初に視点を合わせたのは顔であり、ついで腹部、胸部の順で見ていることがわかりました。

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Fig.6:Garza R, 2019より筆者作成

 

 これに対して、見続けた時間がもっとも長かった身体部位は腹部であり、ついで顔、胸部の順となりました。

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Fig.7:Garza R, 2019より筆者作成

 

 これらの結果から、女性は男性の全身を見たときに、最初に顔を評価し、ついで腹部を評価していることがわかりました。また、驚くことに顔よりも腹部を見続ける時間が長いことが示されました。女性は男性の腹部を重点的に評価している傾向が示唆されたのです。

 

 この結果は、男性の後ろ姿(顔の評価を除くため)から見た身体部位の魅力度の評価を計測した研究報告でも支持されています。

 

 ニュー・サウス・ウェールズ大学の研究では、女性に男性の後ろ姿の写真を見せ、アイトラッキングにより視覚的パターンを計測した結果、最初に背中の下部(腹部)に視点を合わせ、もっとも注視時間が長いことを報告しています(Dixson BJ, 2014)。

 

 これらの結果から、女性は男性の身体を見たときに、顔以外では「腹部」をもっとも評価し、ついで胸部を評価するこが示唆されたのです。女性は、男性の腹部や胸部を他の部位よりも優先して評価することによって「WCRが0.7」に近い上半身なのかを判定しているのです。

 

 この結果は、女性が好む筋肉の部位を明らかにした研究報告からも支持されています。



◆ 腹直筋は女性が好む筋肉ランキングのトップ3に入る

 

 「女性は男性のどの筋肉にもっとも魅力を感じるのか?」

 

 この疑問を検証したのがテキサス大学オースティン校の研究報告です。   

 

 研究では、503名の女性(平均年齢25歳)を対象に、14の筋肉部位の画像をひとつひとつ見せながら「筋肉の魅力度」と、「男性としての魅力への影響度」を調査しました。筋肉部位は僧帽筋、広背筋、腹直筋、腹斜筋、肩の筋、三角筋、大胸筋、上腕二頭筋上腕三頭筋、前腕筋、大殿筋、大腿四頭筋、前脛骨筋、下腿三頭筋です。

 

 筋肉の魅力度の調査は、筋肉の画像をみながら「この筋肉はどのくらい魅力的ですか?」という質問に7段階のスケール(7:もっとも魅力的である、1:まったく魅力的でない)で答えてもらいました。   

 

 男性としての魅力への影響度の調査は、「この筋肉は男性の魅力に影響しますか?」という質問に「はい」または「いいえ」で答えてもらいました。   

 

 その結果、腹部の代表的な筋肉である腹直筋の魅力度ランキングは、「筋肉の魅力度」では第3位、「男性としての魅力への影響度」でも第3位にランクインし、多くの筋肉の中でも腹直筋は優先的に魅力度が評価される部位であることが示されているのです。

筋トレするとモテる理由〜女性が好きな筋肉ランキングを知っておこう!

 

 男性がシックスパックを目指すのは、女性が腹直筋を評価することを無意識に感じ取っているのかもしれません。

 

 このように、女性は、男性の引き締まったウエストを魅力的と評価するだけでなく、そこに浮き出てくる腹直筋に高い魅力を感じることが示唆されているのです。



◆ WCRが0.7の体型が魅力的である理由

 

 現代の進化論は、筋肉量が多く、脂肪量が少ないWCRが0.7の男性がモテる理由をこう述べています。

 

 「病気に強く、健康的だから」

 

 女性は子どもを生むとしばらくの間は子育てに追われるため、一生に産める子どもの数が限られます。そのため、女性は数少ない子どもになるべく良質な遺伝子を受け継がせ、子どもが成長するまで十分な食料や安全な住処を与えたいと考えます。

 

 そこで必要となるのが「健康的なパートナー」です。

 

 では、女性がパートナーとなる男性の健康度をどのように評価するのかというと、それが顔や体型といった外観なのです。

 

 魅力的な顔(イケメン)とは、左右の対称性、目や鼻などの位置や大きさの平均性、肌の質感がポイントとされており、このような特徴から女性は男性の「健康度」を感じ取るとされています。左右対称で平均化された顔は健康的であることを示し(Foo YZ, 2017)、綺麗な肌は感染症を否定します(Buss DM, 1994)。

 

 淡麗な顔だちで肌が綺麗なのは、感染症に強く、健康的であることを示すシグナルになるのです。これが女性が男性を見たときに最初に顔を評価する理由です。

 

 そして、身体の筋肉量や脂肪量も健康度を示すシグナルになります。

 

 筋肉はグリコーゲンやアミノ酸といったエネルギー源の貯蔵庫です。病気になるとエネルギー不足になったり、治癒を促進するためにはさらなるエネルギーが必要になります。そのときに筋肉量が少ないとエネルギー不足を補うことができません。筋肉量が多いとエネルギーを補充することができるため、病気の治癒を促進することができるのです。

 

 実際に、筋肉量が多いことは、腎臓病や心臓病、がんや集中治療室に入院するほどの重症者の死亡率を減少させることが報告されています。

「脂肪を減らし、筋肉を増やすこと」がもっとも病気による死亡率を減少させる

 

 また、腹部に内臓脂肪が多いことは「脂肪肝」を発症させる要因になります。脂肪肝脂質異常症を生じさせ、狭心症心筋梗塞など心疾患の合併率が高く、生活習慣病の温床となります。さらに内臓脂肪から分泌されるアディポサイトカインは糖尿病や高血圧、動脈硬化を誘発する要因になります。ウエストが大きいことは、内臓脂肪の蓄積による生活習慣病のリスクが高い不健康さを示す指標になるのです。

ぽっこりお腹を減らしたいならダイエットで「運動」をするべき科学的根拠

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 このように筋肉量が少なく、脂肪量(内臓脂肪)が多いことは不健康を示すシグナルになります。これに対して、筋肉量が多く、脂肪量が少ないことは、健康度が高いシグナルになるのです。その根拠として、筋肉量が多く、脂肪量が少ないほど、すべての病気による死亡率がもっとも減少することが報告されています。

「脂肪を減らし、筋肉を増やすこと」がもっとも病気による死亡率を減少させる

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Fig.8:Sedlmeier AM, 2021より筆者作成

 

 筋肉量が多く、脂肪量が少ないWCRが0.7の男性は、病気に強く健康的であり、長期にわたって経済的資源を与えてくれる可能性が高いことを女性は無意識に感じ取り、「魅力的」と判断するのです。

 

 今から数百万年前の旧石器時代、生んだ子供に十分な食料を与え、子供が成長するまで健康で家族を守ってくれる筋肉量の多く脂肪量の少ない男性に惹かれる女性は、進化の過程で選択的に生き残ることができました。そして、その末裔である現代の女性にも筋肉量が多く脂肪量が少ない男性を好むプログラムが生得的にインストールされているのです。

 

 これが、女性がWCRが0.7の体型を好む理由です。

 

 筋肉量が多い肩や胸部、そして引き締まった腹部に浮き出ている腹直筋、これらのフォルムが示すWCRが0.7の体型がモテるボディの絶対条件なのです。

 

 モテるボディを獲得するためには、ただ漫然と筋トレをすれば良いというわけではありません。筋肉量を増やす筋肥大と脂肪量を減らす除脂肪の双方の効果を高めるトレーニグや食事の摂取を実践するための知識が必要になります。そのヒントとなる知見を今後も本ブログでご紹介していきます。



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◆ 筋トレの科学シリーズ

シリーズ①:筋肉を増やすための栄養摂取のメカニズムを理解しよう

シリーズ②:筋トレの効果を最大にするタンパク質の摂取量を知っておこう

シリーズ③:筋トレの効果を最大にするタンパク質の摂取タイミングを知っておこう

シリーズ④:筋トレの効果を最大にするタンパク質の摂取パターンを知っておこう

シリーズ⑤:筋トレの効果を最大にする就寝前のプロテイン摂取を知っておこう

シリーズ⑥:筋トレの効果を最大にする就寝前のプロテイン摂取の方法論 

シリーズ⑦:筋トレの効果を最大にする運動強度(負荷)について知っておこう

シリーズ⑧:筋トレの効果を最大にする運動強度(負荷)の実践論

シリーズ⑨:筋トレの効果を最大にするセット数について知っておこう 

シリーズ⑩:筋トレの効果を最大にするセット間の休憩時間について知っておこう

シリーズ⑪:筋トレの効果を最大にするトレーニングの頻度について知っておこう

シリーズ⑫:筋トレの効果を最大にするタンパク質の品質について知っておこう

シリーズ⑬:筋トレの効果を最大にするロイシンについて知っておこう

シリーズ⑭:筋トレの効果を最大にするタンパク質の摂取方法まとめ

シリーズ⑮:筋トレの効果を最大にするベータアラニンについて知っておこう

シリーズ⑯:いつまでも若々しい筋肉を維持するためには筋トレだけじゃ不十分?

シリーズ⑰:筋トレの効果を最大にするセット数について知っておこう(2017年7月版) 

シリーズ⑱:筋トレとアルコール摂取の残酷な真実

シリーズ⑲:筋トレの効果を最大にするタンパク質の摂取量を知っておこう(2017年7月版)

シリーズ⑳:長生きの秘訣は筋トレにある

シリーズ㉑:筋トレの最適な負荷量を知っておこう(2017年8月版)

シリーズ㉒:筋トレが不安を解消するエビデンス

シリーズ㉓:筋肉量を維持しながらダイエットする方法論

シリーズ㉔:プロテインの摂取はトレーニング前と後のどちらが効果的?

シリーズ㉕:筋トレの前にストレッチングをしてはいけない理由

シリーズ㉖:筋トレの効果を最大にするウォームアップの方法を知っておこう

シリーズ㉗:筋トレの効果を最大にするセット間の休憩時間を知っておこう(2017年9月版)

シリーズ㉘:BCAAが筋肉痛を回復させるエビデンス

シリーズ㉙:筋トレの効果を最大にするタマゴの正しい食べ方

シリーズ㉚:筋トレが睡眠の質を高める〜世界初のエビデンスが明らかに

シリーズ㉛:筋肉の大きさから筋トレをデザインしよう

シリーズ㉜:HMBが筋トレの効果を高める理由~国際スポーツ栄養学会のガイドラインから最新のエビデンスまで

シリーズ㉝:筋トレの効果を高める最新の3つの考え方〜Schoenfeld氏のインタビューより

シリーズ㉞:筋トレによって脳が変わる〜最新のメカニズムが明らかに

シリーズ㉟:ホエイプロテインは食欲を抑える〜最新のエビデンスを知っておこう

シリーズ㊱:筋トレが病気による死亡率を減少させる幸福な真実

シリーズ㊲:プロテインは腎臓にダメージを与える?〜現代の科学が示すひとつの答え

シリーズ㊳:筋トレとアルコールの残酷な真実(続編)

シリーズ㊴:筋トレの効果を最大にする「関節を動かす範囲」について知っておこう

シリーズ㊵:筋トレが続かない理由〜ハーバード大学が明らかにした答えとは?

シリーズ㊶:筋トレと遺伝の本当の真実〜筋トレの効果は遺伝で決まる?

シリーズ㊷:エビデンスにもとづく筋肥大を最大化するための筋トレ・ガイドライン

シリーズ㊸:筋トレしてすぐの筋肥大は浮腫(むくみ)であるという残念な真実

シリーズ㊹:時間がないときにやるべき筋トレメニューとは〜その科学的根拠があきらかに

シリーズ㊺:筋トレの効果を最大にする新しいトレーニングプログラムの考え方を知っておこう

シリーズ㊻:筋トレは心臓も強くする〜最新のエビデンスが明らかに

シリーズ㊼:プロテインは骨をもろくする?〜最新の研究結果を知っておこう

シリーズ㊽:コーヒーが筋トレのパフォーマンスを高める〜その科学的根拠を知っておこう

シリーズ㊾:睡眠不足は筋トレの効果を低下させる~その科学的根拠を知っておこう

シリーズ㊿:イメージトレーニングが筋トレの効果を高める〜その科学的根拠を知っておこう

シリーズ51:筋トレ後のアルコール摂取が筋力の回復を妨げる?〜最新の研究結果を知っておこう

シリーズ52:筋トレ後のタンパク質の摂取は「24時間」を意識するべき理由

シリーズ53:筋トレが高血圧を改善させる〜その科学的根拠を知っていこう

シリーズ54:ケガなどで筋トレできないときほどタンパク質を摂取するべきか?

シリーズ55:筋トレは脳卒中の発症リスクを高めるのか?〜筋トレによるリスクを知っておこう

シリーズ56:筋トレを続ける技術〜意志力をマネジメントしよう

シリーズ57:筋トレ後にプロテインを飲んですぐに仰向けに寝てはいけない理由

シリーズ58:筋トレは朝やるべきか、夕方やるべきか問題

シリーズ59:筋トレの効果を最大にする食品やプロテインの選ぶポイントを知っておこう

シリーズ60:ベンチプレスをするなら大胸筋損傷について知っておこう

シリーズ61:筋トレの効果を最大にするタンパク質の摂取パターンを知っておこう(2018年4月版)

シリーズ62:筋トレ後のタンパク質摂取に炭水化物(糖質)は必要ない?

シリーズ63:ホエイ・プロテインと筋トレ、ダイエット、健康についての最新のエビデンスまとめ

シリーズ64:筋トレの効果を最大にする「牛乳」の選び方を知っておこう

シリーズ65:そもそもプロテインの摂取は筋トレの効果を高めるのか?

シリーズ66:筋力を簡単にアップさせる方法~筋力と神経の関係を知っておこう

シリーズ67:筋力増強と筋肥大の効果を最大にするトレーニング強度の最新エビデンス

シリーズ68:筋トレは疲労困憊まで追い込むべきか?〜最新のエビデンスを知っていこう

シリーズ69:筋トレで疲労困憊まで追い込んではいけない理由(筋力増強編)

シリーズ70:筋トレで筋肥大の効果を最大にする「運動のスピード」を知っておこう

シリーズ71:筋トレで筋力増強の効果を最大にする「運動のスピード」を知っておこう

シリーズ72:ネガティブトレーニングは筋肥大に効果的なのか?〜最新エビデンスを知っておこう

シリーズ73:筋トレを続ける技術〜お金をもらえれば筋トレは継続できる?

シリーズ74:プロテインは腎臓にダメージを与える?〜ハーバード大学の見解と最新エビデンス

シリーズ75:筋トレによる筋肥大の効果は強度、回数、セット数を合わせた総負荷量によって決まる

シリーズ76:筋トレの効果を最大にするタンパク質の摂取方法まとめ(2018年8月版)

シリーズ77:筋トレとHMBの最新エビデンス(2018年8月版)

シリーズ78:筋トレによる筋肉痛にもっとも効果的なアフターケアの最新エビデンス

シリーズ79:筋肥大のメカニズムから筋トレをデザインしよう

シリーズ80:筋トレの効果を最大にする週の頻度(週に何回?)の最新エビデンス

シリーズ81:筋トレ後のクールダウンに効果なし?〜最新のレビュー結果を知っておこう

シリーズ82:筋トレの総負荷量と疲労の関係からトレーニングをデザインしよう

シリーズ83:筋トレのパフォーマンスを最大にするクレアチンの最新エビデンス

シリーズ84:筋トレのあとは風邪をひきやすくなる?〜最新エビデンスと対処法

シリーズ85:筋トレのパフォーマンスを最大にするカフェインの最新エビデンス

シリーズ86:筋トレとグルタミンの最新エビデンス

シリーズ87:筋トレとアルギニンの最新エビデンス

シリーズ88:筋トレとシトルリンの最新エビデンス

シリーズ89:筋トレするなら知っておきたいサプリメントの最新エビデンスまとめ

シリーズ90:筋トレをするとモテる本当の理由

シリーズ91:高タンパク質は腎臓にダメージを与えない〜最新エビデンスが明らかに

シリーズ92:筋トレするなら知っておきたい食事のキホン〜ハーバード流の食事プレート

シリーズ93:筋トレを続ける技術〜マシュマロ・テストを攻略しよう

シリーズ94:スクワットのフォームの基本を知っておこう【スクワットの科学】

シリーズ95:スクワットのフォームによって筋肉の活動が異なる理由【スクワットの科学】

シリーズ96:スクワットの効果を最大にするスタンス幅と足部の向きを知っておこう【スクワットの科学】

シリーズ97:ベンチプレスのフォームの基本を知っておこう【ベンチプレスの科学】

シリーズ98:ヒトはベンチプレスをするために進化してきた【ベンチプレスの科学】

シリーズ99:デッドリフトのフォームの基本を知っておこう【デッドリフトの科学】

シリーズ100:デッドリフトのリフティングの基本を知っておこう【デッドリフトの科学】

シリーズ101:筋トレを続ける技術~脳をハックしよう!

シリーズ102:腕立て伏せの回数と握力から心臓病のリスクを知ろう!

シリーズ103:筋トレは朝やるべきか、夕方やるべきか?〜最新エビデンスを知っておこう

シリーズ104:筋トレによる筋肥大の効果は「週のトレーニング量」で決まる!【最新エビデンス】

シリーズ105:筋トレをすると「頭が良くなる」という最新エビデンス

シリーズ106:シトルリンは筋トレのパフォーマンスを高める【最新エビデンス】

シリーズ107:筋トレの休憩時間にやるべきこと、やってはいけないこと【最新エビデンス】

シリーズ108:筋トレ前の炭水化物(糖質)の摂取は必要ない?【最新レビュー】

シリーズ109:筋トレは週に〇〇セット以上行うと効果が減る?【最新レビュー】

シリーズ110:イケメンでない僕たちが筋トレをすべき理由

シリーズ111:筋トレは病気による死亡率を減らしてくれる【世界初のエビデンス】

シリーズ112:コラーゲンの摂取が筋トレの効果を高める【最新トピックス】

シリーズ113:スクワットで「膝をつま先より前に出してはいけない」という間違い【スクワットの科学】

シリーズ114:筋トレ後の水風呂が筋肥大の効果を減少させる?【最新トピックス】

シリーズ115:【牛乳vs牛肉】筋トレの効果を最大にする食品について知っておこう!

シリーズ116:太ると筋トレの効果が減ってしまう!?【最新トピックス】

シリーズ117:女性は男性よりも筋トレの効果が高いという最新エビデンス 

シリーズ118:筋トレで筋力をアップさせるための最小のトレーニング量を知っておこう!【最新エビデンス】

シリーズ119:筋トレとHMBの最新エビデンス【2020年版】

シリーズ120:科学的に正しい自己啓発法を知っておこう!【筋トレ編】

シリーズ121:ダイエットすると筋肉量や筋力が減ってしまう科学的根拠を知っておこう!

シリーズ122:筋肉を減らさない科学的に正しいダイエット方法を知っておこう!【食事編】

シリーズ123:筋肉を減らさずにダイエットするならタンパク質の摂取量を増やそう!

シリーズ124:ダイエット後のリバウンドを防ぐ「筋トレの方法論」を知っておこう!

シリーズ125:筋トレによる筋肥大の効果を最大化する「重量(強度)」の最新エビデンス【2021年版】

シリーズ126:タンパク質の摂取タイミングは「筋トレの前と後」のどちらが効果的か?

シリーズ127:睡眠前のタンパク質の摂取が筋トレによる筋肥大を最大化させる【最新エビデンス】

シリーズ128:筋トレによる筋肥大と除脂肪の効果を最大にする「プロテインの摂取パターン」を知っておこう!

シリーズ129:「脂肪を減らし、筋肉を増やすこと」がもっとも病気による死亡率を減少させる

シリーズ130:科学が明らかにした「モテるボディの絶対条件」を知っておこう!

 

◆ ダイエットの科学シリーズ

シリーズ1:「朝食を食べないと太る」というのは都市伝説?〜最新エビデンスを知っておこう

シリーズ2:ダイエットが続かないのは「寝不足」が原因?【最新エビデンス】

シリーズ3:テレビをつけたまま寝ると太る最新エビデンス

シリーズ4:コーヒーにはダイエット効果がある?【最新エビデンス】

シリーズ5:ダイエットするなら「太るメカニズム」を理解しよう!〜糖類編〜

シリーズ6:ダイエットするなら「太るメカニズム」を理解しよう!〜脂質編〜

シリーズ7:筋トレをして筋肉を増やせばダイエットできる説を検証しよう!

シリーズ8:ソイ・プロテインなどの大豆食品によるダイエット効果の最新エビデンス

シリーズ9:太ると頭が悪くなる?最新エビデンスを知っておこう!

シリーズ10:ダイエットをすると頭が良くなる最新エビデンス【科学的に正しい自己啓発法】

シリーズ11:ダイエットすると筋肉量や筋力が減ってしまう科学的根拠を知っておこう!

シリーズ12:筋肉を減らさない科学的に正しいダイエット方法を知っておこう!【食事編】

シリーズ13:筋肉を減らさずにダイエットするならタンパク質の摂取量を増やそう!

シリーズ14:ダイエットで食欲を抑えたいならタンパク質を摂取しよう!

シリーズ15:タンパク質が食欲を減らすメカニズムを知っておこう!

シリーズ16:寝不足がダイエットの邪魔をする!〜睡眠不足が食欲を高める最新エビデンス

シリーズ17:ダイエットは超加工食品を避けることからはじめよう!

シリーズ18:ダイエットするなら「太る炭水化物」と「やせる炭水化物」を見極めよう!

シリーズ19:ダイエットするなら「白米よりも玄米」を食べよう!

シリーズ20:ダイエットするなら「やせる野菜と果物」を食べよう!

シリーズ21ダイエットするなら「健康に良い、やせる脂質」を食べよう!

シリーズ22:ダイエットするなら「おやつにナッツ」を食べよう!

シリーズ23:ダイエットするなら「ジュース(砂糖入り飲料)の中毒性」を断ち切ろう!

シリーズ24:ダイエットするなら「やせる飲みもの」を飲もう!

シリーズ25:タンパク質は食べるだけでエネルギーを消費できる!〜食事誘発性熱産生を知っておこう

シリーズ26:ダイエットするなら「赤い肉」よりも「白い肉」を食べよう!

シリーズ27:ダイエット中の食べすぎを防ぎたいなら、食事の前に「冷たい水」を飲もう!

シリーズ28:タンパク質はダイエットによる骨の減少を抑えてくれる!

シリーズ29:乳製品がダイエット効果を高める最新エビデンスを知っておこう!

シリーズ30:タンパク質がダイエット効果を高める最新エビデンスを知っておこう!

シリーズ31:週末に寝だめをしても睡眠不足による食欲の増加は防げない!

シリーズ32:ダイエットするなら運動よりも食事制限から始めるべき科学的根拠

シリーズ33:ダイエットを成功させたいなら「リバウンドのメカニズム」を知ってこう!

シリーズ34:ダイエットでリバウンドを防ぐなら「運動」をするべき科学的根拠

シリーズ35:ぽっこりお腹を減らしたいならダイエットで「運動」をするべき科学的根拠

シリーズ36:もっとも脂肪を減らす「有酸素運動の方法論」を知っておこう!

シリーズ37:やせたいところを筋トレしても「部分やせはしない」という残酷な真実

シリーズ38:ダイエットの成功には「筋肉量」が鍵になる科学的根拠

シリーズ39:ダイエット後のリバウンドを防ぐ「筋トレの方法論」を知っておこう!

シリーズ40:ダイエットするなら「ゆっくり食べる」べき最新エビデンス

シリーズ41:筋トレによる筋肥大と除脂肪の効果を最大にする「プロテインの摂取パターン」を知っておこう!

シリーズ42:「脂肪を減らし、筋肉を増やすこと」がもっとも病気による死亡率を減少させる

シリーズ43:科学が明らかにした「モテるボディの絶対条件」を知っておこう!

 

 

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◆ 参考文献

Frederick DA, et al. Why is muscularity sexy? Tests of the fitness indicator hypothesis. 2007a Personality and Social Psychology Bulletin, 33, 1167-1183.

Iris J, et al. Women’s Preferences for Men’s Facial Masculinity: Trade-Off Accounts Revisited. Adaptive Human Behavior and Physiology 12 August 2017.

Garza R, et al. Fertility Status in Visual Processing of Men’s Attractiveness. Evolutionary Psychological Science. 2019 Feb;5:328–342

Garza R, et al. Effects of Women's Short-Term Mating Orientation and Self-Perceived Attractiveness in Rating and Viewing Men's Waist to Chest Ratios. Arch Sex Behav. 2021 Feb;50(2):543-551. 

Crossley KL, et al. What is an attractive body? Using an interactive 3D program to create the ideal body for you and your partner. PLoS One. 2012;7(11):e50601.

Jaime C, et al. More than just a pretty face: men's priority shifts toward bodily attractiveness in short-term versus long-term mating contexts. Evolution and Human Behavior. 31 (2010) 348–353

Dixson BJ, et al. Eye-tracking women’s preferences for men’s somatotypes. Evolution and Human Behavior. 2014(35): 73-79

Sedlmeier AM, et al. Relation of body fat mass and fat-free mass to total mortality: results from 7 prospective cohort studies. Am J Clin Nutr. 2021 Mar 11;113(3):639-646.