2016-04-01から1ヶ月間の記事一覧
変形性股関節症の保存療法の効果的な介入とは、股関節症を悪化させる影響度の高いリスクファクターを明らかにし、優先的に対応策を講じることです。 股関節に生じるメカニカルストレスの局所的な増加は、滑膜炎による軟骨変性や骨のリモデリングを発生させ…
変形性関節症の予防を生体力学の側面から研究しているボストン大学のFelsonは、変形性股関節症の悪化は、股関節に生じるメカニカルストレスのコントロールに失敗した結果であると言います(Felson DT, 2013)。 変形性股関節症を悪化させるリスク因子は、年…
変形性股関節症の保存療法をリスクマネージメントの観点から考えてみると、変形性股関節症を悪化させるリスク因子を明確化し、影響度の高い因子から防止策を講じることが効率的で効果的な保存療法につながります。 では、変形性股関節症を悪化させる影響度の…
前回のエントリでは、廃用特異的に筋委縮する筋について池添氏らの研究報告を紹介しました。廃用により筋委縮しやすい筋は、脊柱起立筋や体幹深層筋(腹横筋・多裂筋)、大腿四頭筋や腓腹筋・ヒラメ筋といった抗重力筋に多いことが明らかになっています。逆…