ゲームを攻略するためには、ルールや仕組みを理解しなければなりません。スポーツであっても、仕事であっても、そのルールを知らなければ参加することすらできません。逆に、ルールをしっかりと理解していれば戦略的にゲームを進めることができます。 では、…
「筋トレをするとモテるようになりますか?」 この問に現代の進化心理学はこう答えています。 「モテるようになる」 「なぜなら、ヒトのこころは石器時代のままだから」 女優やモデル、アイドルが男性に人気があるように、多くの男性は若くて美人な女性を好…
「運動する前の静的ストレッチングは、運動のパフォーマンスを低下させる」 2006年、欧州スポーツ医学会が発表した公式声明(ステートメント)がスポーツ業界を震撼させました。 ストレッチングには怪我を予防する科学的根拠(エビデンス)が示されています…
「筋トレのあとはタンパク質を摂取しよう」 なぜ、筋トレのあとにタンパク質の摂取が必要なのかというと、筋トレしただけでは筋肉は肥大しないからです。 筋肉を大きく肥大させるには、筋肉のもととなる筋タンパク質の合成量を増やさなければなりません。筋…
「筋トレとジョギングをすると筋トレの効果が減ってしまうのは本当ですか?」 良く聞かれる質問ですが、現代のスポーツ科学はこう答えています。 「確かに筋トレとジョギングをすると筋トレの効果は減少する」 「しかし、それを予防する方法もある」 今回は…
2018年、国際オリンピック委員会(IOC)はアスリートの運動能力を高めるサプリメントについてのコンセンサス・ステートメント(合意声明)を発表しました。 この合意声明は、サプリメントの効果を検証し、高いレベルの科学的根拠(エビデンス)を示したメタ…
筋トレをすると必ずと言っていいほど経験するのが「筋肉痛」ですよね。 正式にはトレーニング後に遅延して生じることから「遅発性筋肉痛(DOMS)」と言われます。 筋肉痛のメカニズムは解明されていませんが、現時点では過度なトレーニングが筋肉を損傷させ…
10月17日(木曜日)より、noteをはじめることにしました! おかげさまで、著書「科学的に正しい筋トレ 最強の教科書」も好評をいただいております。 科学的に正しい筋トレ 最強の教科書 作者: 庵野拓将 出版社/メーカー: KADOKAWA 発売日: 2019/03/28 メディ…
筋トレでぽっちゃりしたお腹をムキムキのシックスパックにしたい! たるんだお腹を見ながら、こう思って筋トレに励む方もいるでしょう。 しかし、現実はそんなに甘くはありません。 近年、太っている方には残念な研究結果がスポーツ科学のトピックスになっ…
筋トレのあとはプロテイン。 これをルーティンとしているトレーニーは多いと思います。 しかしながら、筋肉の成長は少なくとも筋トレ後24時間まで続くことが報告されており、プロテインだけではなく、朝、昼、晩の3食の食事からもタンパク質を摂取すること…
筋トレをしたあとの火照った体を水風呂で冷やすと気持ちいいですよね。 ところが、近年、筋トレ後の水風呂が筋肥大の効果を減少させることを示唆した研究結果が報告され、スポーツ科学界隈でトピックスになっているのです。 今回は、筋トレ後の水風呂が筋肥…
「スクワットで膝をつま先よりも前に出すと、膝を怪我する可能性がある」 1972年、マサチューセッツ大学のArielは、スクワットで膝をつま先よりも前に出すと膝関節に大きなストレス(剪断力)が生じ、怪我を誘発する可能性を報告しました(Ariel BG, 1972)…
コーヒーは健康に良い飲みものなのでしょうか? 1991年、世界保健機構(WHO)がコーヒーを「がんを引き起こす可能性のあるリスト」に追加したことによって議論が巻き起こりました。 その後、1000を超える研究結果が報告され、これらをまとめて検証した報告が…
アメリカ・国立衛生研究所の研究者であるParkのもとにダイエットで悩む女性が訪ねてきました。 女性はこう嘆いていました。 「ダイエットしようとしても続きません・・・」 Parkは肥満につながる生活背景について詳しく聞き、彼女は高学歴で経済的にも豊かで…
「木を見て森を見ず」 これは物事の一部分や細かいところにフォーカスして、全体を見失うことを意味することわざです。 僕たちは「筋肉を大きくしたい」とか「もっと重たいバーベルを挙げられるようになりたい」という想いをもって筋トレに励んでいます。そ…