リハビリmemo

理学療法士・トレーナーによる筋トレやダイエットについての最新の研究報告を紹介するブログ

「朝食を食べないと太る」というのは都市伝説?〜最新エビデンスを知っておこう

「朝食を食べないと太りやすい」 「だから、ダイエットしたいなら朝食をしっかり食べよう!」 これまで「朝食を食べない=太る」ということが”常識”とされていました。そのため、肥満の予防やダイエットをするなら朝食をしっかり食べることが推奨されてきた…

筋トレの休憩時間にやるべきこと、やってはいけないこと【最新エビデンス】

「どうすれば効率的に筋肉を大きくできるのでしょうか?」 この問に、現代のスポーツ科学はこう答えています。 「総負荷量を高めるようにトレーニングをデザインしよう」 トレーニングによって筋肉を大きくする(筋肥大させる)ためには、トレーニングの強…

シトルリンは筋トレのパフォーマンスを高める【最新エビデンス】

マリオはきのこを食べるとパワーアップします。ポパイはほうれん草を食べるとパワーアップします。これと同じように、筋トレの効果やパフォーマンスをアップさせるサプリメントがあります。このようなサプリメントを「エルゴジェニック・エイド」といいます…

筋肉量を維持したければ3食でしっかりとタンパク質を摂取しよう!【論文紹介】

筋肉のもととなる筋タンパク質は、24時間、いつも合成と分解を繰り返しています。ぼくたちの筋肉量が保たれているのは、筋タンパク質の合成される量と分解される量が釣り合っているからです。 トレーニングをしたあとにしっかりと食事やプロテインでタンパク…

筋トレの7つの「新常識」

新刊「科学的に正しい筋トレ 最強の教科書」から『序章:筋トレに関する7つの「新常識」』を出版社の許可を得て掲載します。 この10年で筋トレに関する研究報告の数は約4倍に増え、スポーツ科学や栄養学から「新たな常識」となる科学的根拠(エビデンス)が…

筋トレをすると「頭が良くなる」という最新エビデンス

3月28日に新刊「科学的に正しい筋トレ 最強の教科書」が発売されました。 この本を書いているときに、担当の編集者さんからある質問を受けました。 「なぜ、世界のエグゼクティブは仕事の前に筋トレをするのでしょうか?」 「筋トレに仕事の効率を高めるよ…

新刊『科学的に正しい筋トレ 最強の教科書』発売のお知らせ

新刊「科学的に正しい筋トレ 最強の教科書」がKADOKAWA様より発売されます。 発売日は3月26日で、28日から書店に並びます。 Kindle版 科学的に正しい筋トレ 最強の教科書 作者: 庵野拓将 出版社/メーカー: KADOKAWA / 中経出版 発売日: 2019/03/28 メディア:…

筋トレによる筋肥大の効果は「週のトレーニング量」で決まる!【最新エビデンス】

「筋肉を大きくするには、週に何回くらい筋トレをすれば良いでしょうか?」 「筋トレを週に2回より3回したほうが筋肉が大きくなるのでしょうか?」 これらの問いに、現代のスポーツ科学はこのように答えています。 筋トレによる筋肥大の効果は、頻度ではなく…

筋トレは朝やるべきか、夕方やるべきか?〜最新エビデンスを知っておこう

「筋トレは朝やるべきでしょうか、夕方やるべきでしょうか?」 よく聞かれるこの質問に、これまでスポーツ科学は明確な答えを示せていませんでした。それは、筋トレの効果が高まる「トレーニングの時間帯」についての研究報告の数が十分でなかったからです。…

腕立て伏せの回数と握力から心臓病のリスクを知ろう!

「筋トレは病気による死亡率を23%減少させ、がんによる死亡率を31%減少させる」 2018年、シドニー大学の大規模調査により、筋トレと病気よる死亡率との関係が明らかになりました。筋トレは筋肥大や筋力増強の効果だけでなく、血圧低下や糖尿病リスクの低下、…

筋トレを続ける技術~脳をハックしよう!

筋トレは、外見上の魅力を高め(モテる)、睡眠の質を上げ、不安な気持ちを払拭し、病気に負けない身体を与えてくれるなど、多くの素晴らしい効果が報告されています。 『筋トレをするとモテる本当の理由』 『筋トレが睡眠の質を高める〜世界初のエビデンス…

デッドリフトのリフティングの基本を知っておこう【デッドリフトの科学】

前回は、デッドリフトのフォームの基本について、アメリカの有名トレーナーであるMark Rippetoe氏の著書「Starting Strength」を参考に考察してきました。 デッドリフトのボトムのフォームでは「股関節のモーメントを小さくする」、「体幹の剛性を高める」こ…

デッドリフトのフォームの基本を知っておこう【デッドリフトの科学】

「デッドリフトの正しいフォームとは?」 この問に「Starting strength」の著者であり、アメリカの有名トレーナーでもあるMark Rippetoe氏は、こう答えています。 「股関節のモーメントを少なくしよう」 「体幹の剛性を高めよう」 そして、こう続けます。 「…

ヒトはベンチプレスをするために進化してきた【ベンチプレスの科学】

ベンチプレスで重いバーベルを何回も挙げるためにはどうしたら良いのでしょうか? この問に進化形態学は、このように答えています。 「ヒトだけが進化の過程で獲得した身体機能を活かそう」 ヒトは初めて二足で大地を踏みしめて以来、数百万年という長く険し…

ベンチプレスのフォームの基本を知っておこう【ベンチプレスの科学】

アメリカの著名なトレーナーであるMark Rippetoe氏は、ベンチプレスのフォームの基本について、著書「Starting strength」でこう述べています。 「トップでは、バーベルを肩関節の真上に位置させよう」 「ボトムでは、肩関節や肘関節に生じるモーメントを小…