「筋トレをするとモテる」
はたして、これは本当なのでしょうか?
子どもは高い場所や暗い場所を怖がります。不思議なのは高いところから落ちた経験もなく、暗い場所で怖い思いをしていないのに、子どもがこのような場所を怖がることです。
狩猟採集時代のヒトは森林や草原で生きてきました。安易に高い木や岩場に登ると、誤って落ちて命を失う可能性があります。安易に暗闇のなかで動き回ると獣に襲われて命を落とすでしょう。これに対して、高いところを怖がったり、暗闇を怖がって回避したヒトは、命を失うことなく、子孫を残すことができました。危険の多い狩猟採集時代では「恐怖」という感情をもったヒトが生存に有利であり、進化の過程で選択されてきたのです。そのため、その末裔である僕たちには恐怖という感情が生得的にインストールされています。
これは恐怖という感情だけに限りません。喜びや悲しみ、不安や怒りといったすべての感情が生存や子孫繁栄のために進化の過程で選択されてきました。
そして「愛情」もそのひとつです。
何らかの突然変異で愛情をもたないヒトが生まれたとしても、愛情がないので子孫を残すことはできません。そのため、愛情をもたないヒトの遺伝子は淘汰され、愛情をもったヒトのみが選択的に生き残り、子孫を残すことができたのです。僕たちが異性を好きになるという感情も生まれたときからインストールされているのです。
このようにヒトの「こころ」を進化の側面から考える学問を進化心理学といいます。
進化心理学は、これらの感情にとどまらず、異性を魅力的に感じる感情も生得的にプログラムされているといいます。さらに、女性が男性を魅力的だと感じる身体的特徴も明らかにしつつあるのです。
そのひとつが「筋肉」です。
今回は、近年の進化心理学の報告から、筋トレをするとモテる本当の理由について考察していきましょう。
Table of contents
◆ 筋肉量が多い男性は交際人数も多い
ピッツバーグ大学のLassekは、女性が魅力的に感じる身体的特徴のひとつが「筋肉」である理由をたったひとことで述べています。
「男性は女性よりも筋肉量が多いから」
体格(BMI)が同じ日本人の男女(平均21歳)の筋肉量を調べてみると、男性は女性よりも全身の筋肉量が65.2%多く、腕が91.7%、体幹が76.4%、脚が33.3%多いことが示されており、特に男性は女性に比べて腕や体幹といった上半身の筋肉量が多いことが報告されています(Abe T, 2003)。
これは日本人に関わらず、世界各国の報告でも男性は女性よりも平均60%ほど筋肉量が多いことがわかっています。
では、なぜ男性は女性よりも筋肉量が多いのでしょうか?
それは、女性が自分よりも筋肉量の多い男性を進化の過程で選択してきたからだとLassekはいいます。女性が自分よりも筋肉量の多い男性を好み、子孫を残したことによって、筋肉量の少ない男性の遺伝子が淘汰され、現在ではほとんどの男性が女性よりも筋肉量が多くなったと推察されています。
男性が女性よりも筋肉量が多いという事実そのものが、筋肉がモテる身体的特徴の理由だとされているのです。
また、女性が魅力的に感じる西洋人の男性の体型は、BMIが25.9、胸囲とウエストの比率が0.69であり(Crossley KL, 2012)、脂肪量が少なく、筋肉量の多い男性を評価することが示されています(Brierley ME, 2016)。また、女性は特に上半身の筋肉量が多い男性を評価する傾向があり(Franzoi SL, 1987)、これは男性が女性に比べて腕や体幹の筋肉量が特に多いことに起因しているとされています。
では、本当に筋肉量の多い男性はモテるのでしょうか?
カリフォルニア大学のFrederickらは、UCLAの女性(平均19歳)を対象に、筋肉量が異なる男性の体格が描かれたシルエットを見せて、魅力的に感じる体型を選択させました。その結果、筋肉量の多い体型ほど魅力的に感じることが示されました。また、国籍による特性があるのでは?との疑問からアメリカ人だけでなく、ウクライナ人、ガーナ人、中国人を対象に同様の調査を行った結果、同じように筋肉量が多い体型ほど魅力度が増すことが示唆されたのです(Frederick DA, 2007a, b)。
Fig.1:Frederick DA, 2007aより筆者作成
さらに、30代のアメリカ人男性5,536名を対象に行われた筋肉量と交際経験の関係を調べた大規模調査では、筋肉量が多いほど交際人数が多くなることが報告されています(Lassek WD, 2009)。
これらの結果から、筋肉量が多い男性は、女性から魅力的に見られ、交際経験が多くなる傾向にあることが示唆されているのです。
それでは、なぜ女性は筋肉量の多い男性に魅力を感じやすいのでしょうか?
◆ 筋肉に魅力を感じる進化論的理由
進化心理学は、女性が魅力的に感じる男性の特徴を2つ挙げています。
それは「身体的特徴と社会的地位」です。
女性は子どもを生むとしばらくの間は子育てに追われるため、女性が一生に産める子どもの数は限られます。そのため、女性は数少ない子どもになるべく良質な遺伝子を受け継がせ、子どもが成長するまで十分な経済的資源を与えたいと考えます。そこで男性を評価するポイントが身体的特徴と社会的地位になるのです。
女性は、男性の顔や身長、そして筋肉量などの身体的特徴から男性を評価するとされています。進化心理学は女性がイケメンで高身長な男性を好む理由も明らかにしていますが、ここでは筋肉について考えてみましょう。
女性は、なぜ筋肉量の多い男性を評価する傾向にあるのでしょうか?
肉体的な争いが多かった古代では筋肉量が多いほど強い個体として評価されたと考えられています。しかし、現代の進化心理学はその理由をこう述べています。
「筋肉量の多い男性は病気に強く、健康的だから」
癌を患っている2,863名を対象に筋トレによる死亡率への影響を調査した結果、トレーニングを1週間に1回以上している場合、トレーニングをしていないものと比べて、癌による死亡率が33%減少することが報告されています(Lemanne D, 2013)。
また、トレーニングを週2〜3回行っている場合、トレーニングをしていないものと比べて、すべての病気による死亡率が23%低下することが報告されています(Dankel SJ, 2016)。
さらに、2018年には12,591名を対象に、週1〜3回のトレーニングは心血管疾患の発症と死亡のリスクを約40〜70%低下させることが示唆されています(Liu Y, 2018)。
トレーニーはトレーニングをしていないものよりも病気や癌による死亡率が低下する「病気に強い身体」を手にすることができるのです。なぜ、トレーニングによって病気の発症や死亡のリスクが低下するのかというと、そのひとつの答えが「筋肉」にあります。
僕たちの身体は、水分を除くとその半分以上がタンパク質でできています。タンパク質は筋肉だけでなく、内臓、血液や骨、髪や皮膚までさまざまなカタチで存在していますが、タンパク質には寿命があり、寿命がくるとアミノ酸に分解されます。
体重60kgの場合、1日に約180gのタンパク質が寿命をむかえてアミノ酸に分解されます。分解されたアミノ酸は貯蔵庫であるアミノ酸プールに保管されます。失ったタンパク質を補うために、この貯蔵庫からアミノ酸を使い、同じ量のタンパク質を合成しています。さらに1日に約70gのタンパク質が排泄されており、これを補うために、食事で1日70g程度のタンパク質が摂取されています。
このようなメカニズムによってタンパク質の分解量と合成量のバランスが保たれ、僕たちの身体は維持されているのです。しかし、病気や手術を受けるとこのバランスが崩れてしまいます。
病気や手術による侵襲を受けると、エネルギー代謝が亢進して、損傷した組織を修復しようとします。組織の修復には多くのアミノ酸が必要になります。そこで重要になるのが筋肉量です。筋肉は体重の40%を占めており、タンパク質の最大の貯蔵庫になります。特に侵襲の大きい手術後では筋肉のもととなる筋タンパク質を分解して、アミノ酸を供給します。このアミノ酸が組織の修復に利用されます。多くの筋肉量があることによって、病気や手術後の回復に必要となるアミノ酸を十分に供給することができるのです。
このような観点から、グリフィス大学のSellらは、女性が筋肉量の多い男性に魅力を感じる理由について、筋肉量が病気に強い健康的な遺伝子をもっていることを示し、長期にわたって経済的資源を得ることができるシグナルになるからと述べています(Sell A, 2017)。
このような背景から、進化心理学では筋肉量が女性が魅力的に思う身体的特徴になるとしているのです。
では、筋肉量を増やせば増やすほどモテるのか?というと、話はそんなに単純ではありません。
カリフォルニア大学のFrederickらの調査では、筋肉量と魅力度は「逆U字型」の関係にあることが示唆されています。筋肉量が多ければ魅力的に映りますが、多すぎると魅力は減少してしまうのです。
Fig2:Frederick DA, 2007より筆者作成
では、なぜ筋肉量が多すぎると魅力的ではなくなってしまうのでしょうか?
それはテストステロンが原因とされています。
筋肉量が多くなるとテストステロンの分泌量も増えます。テストステロンの量とトレードオフの関係にあるのが免疫機能です。テストステロンの過剰な分泌は、免疫機能を低下させることが報告されおり(Lassek WD, 2009)、Frederickらは、この免疫機能の低下が魅力の低下につながっていると推察しています(Frederick DA, 2007)。過剰な筋肉量は健康的ではないと判断されてしまうのです。
数百万年という長い進化の過程で、ヒトには喜怒哀楽という感情が生存と子孫繁栄に有利であることから生得的にインストールされてきました。高い場所や暗い場所を僕たちは無意識に「怖い」と感じ、生存のために回避しようとします。このような生存本能をアメリカの進化学者のDavid Barashは「内なるつぶやき」と表現しています。
女性が筋肉量の多い男性をみると、こころの中で「内なるつぶやき」が囁かれるのかもしれませんね。
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◆ 読んでおきたい記事
シリーズ①:筋肉を増やすための栄養摂取のメカニズムを理解しよう
シリーズ②:筋トレの効果を最大にするタンパク質の摂取量を知っておこう
シリーズ③:筋トレの効果を最大にするタンパク質の摂取タイミングを知っておこう
シリーズ④:筋トレの効果を最大にするタンパク質の摂取パターンを知っておこう
シリーズ⑤:筋トレの効果を最大にする就寝前のプロテイン摂取を知っておこう
シリーズ⑥:筋トレの効果を最大にする就寝前のプロテイン摂取の方法論
シリーズ⑦:筋トレの効果を最大にする運動強度(負荷)について知っておこう
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シリーズ⑩:筋トレの効果を最大にするセット間の休憩時間について知っておこう
シリーズ⑪:筋トレの効果を最大にするトレーニングの頻度について知っておこう
シリーズ⑫:筋トレの効果を最大にするタンパク質の品質について知っておこう
シリーズ⑬:筋トレの効果を最大にするロイシンについて知っておこう
シリーズ⑭:筋トレの効果を最大にするタンパク質の摂取方法まとめ
シリーズ⑮:筋トレの効果を最大にするベータアラニンについて知っておこう
シリーズ⑯:いつまでも若々しい筋肉を維持するためには筋トレだけじゃ不十分?
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シリーズ⑱:筋トレとアルコール摂取の残酷な真実
シリーズ⑲:筋トレの効果を最大にするタンパク質の摂取量を知っておこう(2017年7月版)
シリーズ⑳:長生きの秘訣は筋トレにある
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シリーズ㉕:筋トレの前にストレッチングをしてはいけない理由
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シリーズ㉘:BCAAが筋肉痛を回復させるエビデンス
シリーズ㉙:筋トレの効果を最大にするタマゴの正しい食べ方
シリーズ㉚:筋トレが睡眠の質を高める〜世界初のエビデンスが明らかに
シリーズ㉛:筋肉の大きさから筋トレをデザインしよう
シリーズ㉜:HMBが筋トレの効果を高める理由~国際スポーツ栄養学会のガイドラインから最新のエビデンスまで
シリーズ㉝:筋トレの効果を高める最新の3つの考え方〜Schoenfeld氏のインタビューより
シリーズ㉞:筋トレによって脳が変わる〜最新のメカニズムが明らかに
シリーズ㉟:ホエイプロテインは食欲を抑える〜最新のエビデンスを知っておこう
シリーズ㊱:筋トレが病気による死亡率を減少させる幸福な真実
シリーズ㊲:プロテインは腎臓にダメージを与える?〜現代の科学が示すひとつの答え
シリーズ㊳:筋トレとアルコールの残酷な真実(続編)
シリーズ㊴:筋トレの効果を最大にする「関節を動かす範囲」について知っておこう
シリーズ㊵:筋トレが続かない理由〜ハーバード大学が明らかにした答えとは?
シリーズ㊶:筋トレと遺伝の本当の真実〜筋トレの効果は遺伝で決まる?
シリーズ㊷:エビデンスにもとづく筋肥大を最大化するための筋トレ・ガイドライン
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シリーズ㊹:時間がないときにやるべき筋トレメニューとは〜その科学的根拠があきらかに
シリーズ㊺:筋トレの効果を最大にする新しいトレーニングプログラムの考え方を知っておこう
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シリーズ㊼:プロテインは骨をもろくする?〜最新の研究結果を知っておこう
シリーズ㊽:コーヒーが筋トレのパフォーマンスを高める〜その科学的根拠を知っておこう
シリーズ㊾:睡眠不足は筋トレの効果を低下させる~その科学的根拠を知っておこう
シリーズ㊿:イメージトレーニングが筋トレの効果を高める〜その科学的根拠を知っておこう
シリーズ51:筋トレ後のアルコール摂取が筋力の回復を妨げる?〜最新の研究結果を知っておこう
シリーズ52:筋トレ後のタンパク質の摂取は「24時間」を意識するべき理由
シリーズ53:筋トレが高血圧を改善させる〜その科学的根拠を知っていこう
シリーズ54:ケガなどで筋トレできないときほどタンパク質を摂取するべきか?
シリーズ55:筋トレは脳卒中の発症リスクを高めるのか?〜筋トレによるリスクを知っておこう
シリーズ56:筋トレを続ける技術〜意志力をマネジメントしよう
シリーズ57:筋トレ後にプロテインを飲んですぐに仰向けに寝てはいけない理由
シリーズ58:筋トレは朝やるべきか、夕方やるべきか問題
シリーズ59:筋トレの効果を最大にする食品やプロテインの選ぶポイントを知っておこう
シリーズ60:ベンチプレスをするなら大胸筋損傷について知っておこう
シリーズ61:筋トレの効果を最大にするタンパク質の摂取パターンを知っておこう(2018年4月版)
シリーズ62:筋トレ後のタンパク質摂取に炭水化物(糖質)は必要ない?
シリーズ63:ホエイ・プロテインと筋トレ、ダイエット、健康についての最新のエビデンスまとめ
シリーズ64:筋トレの効果を最大にする「牛乳」の選び方を知っておこう
シリーズ65:そもそもプロテインの摂取は筋トレの効果を高めるのか?
シリーズ66:筋力を簡単にアップさせる方法~筋力と神経の関係を知っておこう
シリーズ67:筋力増強と筋肥大の効果を最大にするトレーニング強度の最新エビデンス
シリーズ68:筋トレは疲労困憊まで追い込むべきか?〜最新のエビデンスを知っていこう
シリーズ69:筋トレで疲労困憊まで追い込んではいけない理由(筋力増強編)
シリーズ70:筋トレで筋肥大の効果を最大にする「運動のスピード」を知っておこう
シリーズ71:筋トレで筋力増強の効果を最大にする「運動のスピード」を知っておこう
シリーズ72:ネガティブトレーニングは筋肥大に効果的なのか?〜最新エビデンスを知っておこう
シリーズ73:筋トレを続ける技術〜お金をもらえれば筋トレは継続できる?
シリーズ74:プロテインは腎臓にダメージを与える?〜ハーバード大学の見解と最新エビデンス
シリーズ75:筋トレによる筋肥大の効果は強度、回数、セット数を合わせた総負荷量によって決まる
シリーズ76:筋トレの効果を最大にするタンパク質の摂取方法まとめ(2018年8月版)
シリーズ77:筋トレとHMBの最新エビデンス(2018年8月版)
シリーズ78:筋トレによる筋肉痛にもっとも効果的なアフターケアの最新エビデンス
シリーズ79:筋肥大のメカニズムから筋トレをデザインしよう
シリーズ80:筋トレの効果を最大にする週の頻度(週に何回?)の最新エビデンス
シリーズ81:筋トレ後のクールダウンに効果なし?〜最新のレビュー結果を知っておこう
シリーズ82:筋トレの総負荷量と疲労の関係からトレーニングをデザインしよう
シリーズ83:筋トレのパフォーマンスを最大にするクレアチンの最新エビデンス
シリーズ84:筋トレのあとは風邪をひきやすくなる?〜最新エビデンスと対処法
シリーズ85:筋トレのパフォーマンスを最大にするカフェインの最新エビデンス
シリーズ86:筋トレとグルタミンの最新エビデンス
シリーズ87:筋トレとアルギニンの最新エビデンス
シリーズ88:筋トレとシトルリンの最新エビデンス
シリーズ89:筋トレするなら知っておきたいサプリメントの最新エビデンスまとめ
シリーズ90:筋トレをするとモテる本当の理由
シリーズ91:高タンパク質は腎臓にダメージを与えない〜最新エビデンスが明らかに
シリーズ92:筋トレするなら知っておきたい食事のキホン〜ハーバード流の食事プレート
シリーズ93:筋トレを続ける技術〜マシュマロ・テストを攻略しよう
シリーズ94:スクワットのフォームの基本を知っておこう【スクワットの科学】
シリーズ95:スクワットのフォームによって筋肉の活動が異なる理由
シリーズ96:スクワットの効果を最大にするスタンス幅と足部の向きを知っておこう
シリーズ97:ベンチプレスのフォームの基本を知っておこう【ベンチプレスの科学】
シリーズ98:ヒトはベンチプレスをするために進化してきた【ベンチプレスの科学】
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シリーズ100:デッドリフトのリフティングの基本を知っておこう【デッドリフトの科学】
シリーズ101:筋トレを続ける技術~脳をハックしよう!
シリーズ102:腕立て伏せの回数と握力から心臓病のリスクを知ろう!
シリーズ103:筋トレは朝やるべきか、夕方やるべきか?〜最新エビデンスを知っておこう
シリーズ104:筋トレによる筋肥大の効果は「週のトレーニング量」で決まる!【最新エビデンス】
◆ 参考論文
Lassek WD, et al. Costs and benefits of fat-free muscle mass in men: relationship to mating success, dietary requirements, and native immunity. Evol Hum Behav. Elsevier Inc.; 2009; 30: 322–328.
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