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筋トレで筋力を増強させるなら疲労困憊まで追い込むな!【最新エビデンス】


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 「もっと重たいバーベルを持ち上げるためには、どうしたら良いか?」

 

 この問いに対して、過去の常識(根性論)は、このように答えたでしょう。

 

 「バーベルが持ち上がらなくなるまで、疲労困憊になるまで追い込め!」

 

 これに対して、現在の常識(エビデンス)は、こう答えています。

 

 「運動スピードが遅くなったり、フォームが崩れるほど疲労困憊まで追い込むべきではない」

 

 2016年に報告されたメタアナリシスの結果では、筋力増強の効果を最大化させるには、「疲労困憊まで追い込まない」ことが効果的であることが示唆されました。 

筋トレは疲労困憊まで追い込むべきか?〜最新のエビデンスを知っていこう

 

 それから5年後の2021年以降、さらに多くの研究をもとにした最新のメタアナリシスが報告されたのです。

*メタアナリシスとは、これまでの研究結果を統計的手法により全体としてどのような傾向があるかを解析するエビデンスレベルがもっとも高い研究デザイン。

 

 今回は、筋力増強の効果を最大化させるためには「疲労困憊まで追い込まない」という最新のエビデンスとその理由について見ていきましょう。



Table of contents



疲労困憊まで追い込まないほうが筋力増強の効果が高い

 

 2016年、シドニー大学のDaviesらが報告したメタアナリシスの結果は、以下のように示されました。

 

疲労困憊まで追い込むよりも、追い込まない方が筋力増強に効果がある。

疲労困憊まで追い込まない場合、筋トレ経験者は初心者よりも筋力増強の効果が高い。

・また、アームカールのような単関節トレーニング(アイソレーション)よりも、スクワットやベンチプレスのような多関節トレーニング(コンパウンド)の方が、疲労困憊まで行わないことによる筋力増強の効果が大きい。

 

 これらの結果から、とくにトレーニング経験者や多関節トレーニングを行う場合には、疲労困憊まで追い込まない方がより筋力増強の効果を得られる可能性があることが示唆されました(Davies T, 2016)。

 

 この報告から5年後の2021年、リオグランデ・ド・スル大学のVieiraらは、13の研究を分析対象としたメタアナリシスを行い、疲労困憊まで追い込むか否かによる筋力およびパワーへの影響について調査しました。

 

 被験者は384名で、そのほとんどは若年成人(86.5%)でした。彼らは最大筋力の65~92%の負荷で、1~22回の反復を1~40セット行いました。トレーニング頻度は週2〜3回で、期間は6〜14週間でした。

 

 被験者は疲労困憊まで行わないグループと、行うグループに分けられ、トレーニングの総負荷量が同等の場合と異なる場合における筋力・パワーの効果が解析されました。

 

 結果のまえに、トレーニングの総負荷量が同等の場合と異なる場合について補足しておきましょう。

 

 トレーニングの総負荷量を同等にした場合とは、両グループが同じ総量のトレーニングを行います。以下のような例になります。

 

疲労困憊グループ:10回×3セット(最後はギリギリまで) 

・非疲労困憊グループ:8回×4セット(余裕を残して終了) 

 

 この場合、両グループとも合計32回のトレーニングを行うため、トレーニングの総量は同等になります。 

 

 これに対して、トレーニングの総負荷量が異なる場合は以下のような例になります。 

 

疲労困憊グループ:10回×3セット(最後は疲れ切るまで、実際は12-13回になるかも) 

・非疲労困憊グループ:8回×3セット(決められた回数で終了) 

 

 この場合、疲労困憊グループのほうが総負荷量が多くなります(30回>24回)。 

 

 では、結果を見ていきましょう。 

 

1)トレーニングの総負荷量を同等にした場合

 疲労困憊まで追い込まないグループと疲労困憊まで追い込むグループによる筋力およびパワーの増強効果に有意な差はありませんでした。

 

2)トレーニングの総負荷量が異なる場合

 疲労困憊まで追い込まないグループが疲労困憊まで追い込むグループよりも筋力およびパワーの増強効果が高い傾向が示されました。 

 

Fig.1:Vieira AF, 2021より筆者作成

 

 これらの結果から、トレーニングの総負荷量の条件にかかわらず、疲労困憊まで追い込まないことで筋力およびパワーの増強効果が同等かそれ以上になることが示唆されたのです(Vieira AF, 2021)。

 

 さらに2022年、ビクトリア大学のGrgicらは、15の研究をまとめたメタアナリシスを行いました。その結果はVieiraらのメタアナリシスを支持するものであり、トレーニングの総負荷量の条件にかかわらず、疲労困憊まで追い込まないことで筋力の増強効果が高まることが示されました。

Fig.2:Grgic J, 2022より筆者作成

 

 また、サブグループ解析により、この結果が被験者のトレーニング経験、トレーニングの種類に影響されないこと、脚のトレーニングで効果が高まることがわかりました(Grgic J, 2022)。

 

 VieiraらとGrgicらの最新のメタアナリシスの結果から、トレーニング経験の有無、コンパウンドアイソレーションといったトレーニングの種類にかかわらず、疲労困憊まで追い込まずに終えることが筋力増強の効果をより高める」ことが示唆されたのです。

 

 では、なぜ疲労困憊まで追い込まないほうが筋力増強の効果が高まりやすいのでしょうか?



◆ なぜ、疲労困憊になる前に終わらしたほうが良いのか?

 

 筋力を増強して重いバーベルを持ち上げられるようになるためには、「神経活動の適応」という筋力増強のメカニズムを理解することが重要です。

 

 筋力はただ筋肉量が多ければ強いというわけではありません。例えば、アームレスリングで筋骨隆々な選手に細マッチョな選手が勝つことがありますが、これは強い筋力(パワー)を発揮するためには筋肉量だけでなく「運動スキル」も重要であることを示しています。

 

 筋トレにおいても運動スキルは求められます。より重い重量のバーベルを持ち上げるには、正しいフォームで効率よく力を発揮する必要があります。そのため、筋肉量とともに運動スキルの向上が筋力の増強に大きく寄与するのです。

 

 そして、この運動スキルの向上の基盤となるのが「神経活動の適応」です。

 

 神経活動の適応について説明するためには、まず運動単位(モーターユニット)について理解する必要があります。

 

 運動単位とは、1つの運動神経がいくつかの筋線維とつながり、それらの収縮をコントロールする単位のことです。

 

 運動単位には、小さな運動単位と大きな運動単位の2種類があります。小さな運動単位は数十本の筋線維を、大きな運動単位は数百本から数千本の筋線維を支配しています。筋肉にはこれらの運動単位が様々な割合で分布しており、力を発揮する際にはまず小さな運動単位が動員され、力の強度が増すにつれて大きな運動単位が動員される「サイズの原理」にもとづいています。

 

 高強度のトレーニングを行うと、このサイズの原理にもとづいて、大きな運動単位が動員されます。さらに、運動神経は多くの筋線維を収縮させるために、発射頻度を高め、発射タイミングを調整して、筋線維の収縮を同期させます。このような神経活動が繰り返し行われ、そのトレーニングに神経活動が適応することで、筋力が増強されるのです。

 

 大きい運動単位の動員は、疲労困憊の手前でピークを迎え、このときにもっと強力で速い筋線維であるタイプⅡx線維が動員されます。しかしながら、疲労困憊まで追い込むと、ピークを過ぎてしまい、運動スピードが低下してくるとタイプⅡx線維の動員が少なくなること報告されています(Pareja-Blanco F, 2017)。

 

 そのため、疲労困憊まで追い込むことは、もっとも筋力が発揮される状態での神経活動の適応を損ねる可能性があるのです。

 

 これが、筋力増強をさせるなら疲労困憊まで追い込まないほうが良い理由です。



 最後にまとめておきましょう。

 

・最新のメタアナリシスにより、筋力およびパワーの増強には、疲労困憊まで追い込まないトレーニング方法が効果的であることが示唆されています。 

・この効果は、トレーニング経験の有無や、トレーニングの種類(コンパウンドアイソレーション)に関わらず観察されました。

疲労困憊まで追い込まないトレーニングが効果的な理由は、神経活動の適応にあります。大きな運動単位の動員は疲労困憊の手前でピークを迎え、そこでタイプⅡx線維が最も効果的に動員されます。 

疲労困憊まで追い込むと、運動スピードが低下し、タイプⅡx線維の動員が減少するため、最適な神経活動の適応が妨げられる可能性があります。 

 

 したがって、筋力増強の効果を最大化するには、フォームを崩さず、運動スピードを維持できる範囲内でトレーニングを終了し、疲労困憊まで追い込まないことが重要になります。これにより、神経活動の適応を最適化し、筋力およびパワーの増強を効果的に促進できるでしょう。

 

 

 

 

 

 

◆ 筋トレの科学シリーズ

シリーズ①:筋肉を増やすための栄養摂取のメカニズムを理解しよう

シリーズ②:筋トレの効果を最大にするタンパク質の摂取量を知っておこう

シリーズ③:筋トレの効果を最大にするタンパク質の摂取タイミングを知っておこう

シリーズ④:筋トレの効果を最大にするタンパク質の摂取パターンを知っておこう

シリーズ⑤:筋トレの効果を最大にする就寝前のプロテイン摂取を知っておこう

シリーズ⑥:筋トレの効果を最大にする就寝前のプロテイン摂取の方法論 

シリーズ⑦:筋トレの効果を最大にする運動強度(負荷)について知っておこう

シリーズ⑧:筋トレの効果を最大にする運動強度(負荷)の実践論

シリーズ⑨:筋トレの効果を最大にするセット数について知っておこう 

シリーズ⑩:筋トレの効果を最大にするセット間の休憩時間について知っておこう

シリーズ⑪:筋トレの効果を最大にするトレーニングの頻度について知っておこう

シリーズ⑫:筋トレの効果を最大にするタンパク質の品質について知っておこう

シリーズ⑬:筋トレの効果を最大にするロイシンについて知っておこう

シリーズ⑭:筋トレの効果を最大にするタンパク質の摂取方法まとめ

シリーズ⑮:筋トレの効果を最大にするベータアラニンについて知っておこう

シリーズ⑯:いつまでも若々しい筋肉を維持するためには筋トレだけじゃ不十分?

シリーズ⑰:筋トレの効果を最大にするセット数について知っておこう(2017年7月版) 

シリーズ⑱:筋トレとアルコール摂取の残酷な真実

シリーズ⑲:筋トレの効果を最大にするタンパク質の摂取量を知っておこう(2017年7月版)

シリーズ⑳:長生きの秘訣は筋トレにある

シリーズ㉑:筋トレの最適な負荷量を知っておこう(2017年8月版)

シリーズ㉒:筋トレが不安を解消するエビデンス

シリーズ㉓:筋肉量を維持しながらダイエットする方法論

シリーズ㉔:プロテインの摂取はトレーニング前と後のどちらが効果的?

シリーズ㉕:筋トレの前にストレッチングをしてはいけない理由

シリーズ㉖:筋トレの効果を最大にするウォームアップの方法を知っておこう

シリーズ㉗:筋トレの効果を最大にするセット間の休憩時間を知っておこう(2017年9月版)

シリーズ㉘:BCAAが筋肉痛を回復させるエビデンス

シリーズ㉙:筋トレの効果を最大にするタマゴの正しい食べ方

シリーズ㉚:筋トレが睡眠の質を高める〜世界初のエビデンスが明らかに

シリーズ㉛:筋肉の大きさから筋トレをデザインしよう

シリーズ㉜:HMBが筋トレの効果を高める理由~国際スポーツ栄養学会のガイドラインから最新のエビデンスまで

シリーズ㉝:筋トレの効果を高める最新の3つの考え方〜Schoenfeld氏のインタビューより

シリーズ㉞:筋トレによって脳が変わる〜最新のメカニズムが明らかに

シリーズ㉟:ホエイプロテインは食欲を抑える〜最新のエビデンスを知っておこう

シリーズ㊱:筋トレが病気による死亡率を減少させる幸福な真実

シリーズ㊲:プロテインは腎臓にダメージを与える?〜現代の科学が示すひとつの答え

シリーズ㊳:筋トレとアルコールの残酷な真実(続編)

シリーズ㊴:筋トレの効果を最大にする「関節を動かす範囲」について知っておこう

シリーズ㊵:筋トレが続かない理由〜ハーバード大学が明らかにした答えとは?

シリーズ㊶:筋トレと遺伝の本当の真実〜筋トレの効果は遺伝で決まる?

シリーズ㊷:エビデンスにもとづく筋肥大を最大化するための筋トレ・ガイドライン

シリーズ㊸:筋トレしてすぐの筋肥大は浮腫(むくみ)であるという残念な真実

シリーズ㊹:時間がないときにやるべき筋トレメニューとは〜その科学的根拠があきらかに

シリーズ㊺:筋トレの効果を最大にする新しいトレーニングプログラムの考え方を知っておこう

シリーズ㊻:筋トレは心臓も強くする〜最新のエビデンスが明らかに

シリーズ㊼:プロテインは骨をもろくする?〜最新の研究結果を知っておこう

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シリーズ60:ベンチプレスをするなら大胸筋損傷について知っておこう

シリーズ61:筋トレの効果を最大にするタンパク質の摂取パターンを知っておこう(2018年4月版)

シリーズ62:筋トレ後のタンパク質摂取に炭水化物(糖質)は必要ない?

シリーズ63:ホエイ・プロテインと筋トレ、ダイエット、健康についての最新のエビデンスまとめ

シリーズ64:筋トレの効果を最大にする「牛乳」の選び方を知っておこう

シリーズ65:そもそもプロテインの摂取は筋トレの効果を高めるのか?

シリーズ66:筋力を簡単にアップさせる方法~筋力と神経の関係を知っておこう

シリーズ67:筋力増強と筋肥大の効果を最大にするトレーニング強度の最新エビデンス

シリーズ68:筋トレは疲労困憊まで追い込むべきか?〜最新のエビデンスを知っていこう

シリーズ69:筋トレで疲労困憊まで追い込んではいけない理由(筋力増強編)

シリーズ70:筋トレで筋肥大の効果を最大にする「運動のスピード」を知っておこう

シリーズ71:筋トレで筋力増強の効果を最大にする「運動のスピード」を知っておこう

シリーズ72:ネガティブトレーニングは筋肥大に効果的なのか?〜最新エビデンスを知っておこう

シリーズ73:筋トレを続ける技術〜お金をもらえれば筋トレは継続できる?

シリーズ74:プロテインは腎臓にダメージを与える?〜ハーバード大学の見解と最新エビデンス

シリーズ75:筋トレによる筋肥大の効果は強度、回数、セット数を合わせた総負荷量によって決まる

シリーズ76:筋トレの効果を最大にするタンパク質の摂取方法まとめ(2018年8月版)

シリーズ77:筋トレとHMBの最新エビデンス(2018年8月版)

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シリーズ79:筋肥大のメカニズムから筋トレをデザインしよう

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シリーズ150:筋トレ前の静的ストレッチングの功罪:科学的に正しい方法とは?【最新エビデンス】

シリーズ151:フルボディ vs スプリットボディ:最強の筋トレルーティーンはどれ?【最新エビデンス】

シリーズ152:筋トレを朝にするべきか、夕方にするべきか?【最新エビデンス】

シリーズ153:筋トレの効果を最大化させる「セットの構成」の選び方【最新エビデンス】

シリーズ154:筋トレ時間が半分に!? ドロップセットで筋肥大の効果を効率的に高めよう【最新エビデンス】

シリーズ155:筋トレに必要なタンパク質と「腎臓結石のリスク」について知っておこう!

シリーズ156:筋トレで筋力を強くしたいなら「2秒」の運動スピードを意識しよう!【最新エビデンス】

シリーズ157:筋力を増強させる科学的に正しい「最低限のトレーニング量」を知っておこう!

シリーズ158:筋トレで筋力を増強させるなら疲労困憊まで追い込むな!【最新エビデンス

 

 

◆ 参考文献

 

Davies T, et al. Effect of Training Leading to Repetition Failure on Muscular Strength: A Systematic Review and Meta-Analysis. Sports Med. 2016 Apr;46(4):487-502.

Vieira AF, et al. Effects of Resistance Training Performed to Failure or Not to Failure on Muscle Strength, Hypertrophy, and Power Output: A Systematic Review With Meta-Analysis. J Strength Cond Res. 2021 Apr 1;35(4):1165-1175.

Grgic J, et al. Effects of resistance training performed to repetition failure or non-failure on muscular strength and hypertrophy: A systematic review and meta-analysis. J Sport Health Sci. 2022 Mar;11(2):202-211.