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理学療法士・トレーナーによる筋トレやダイエットについての最新の研究報告を紹介するブログ

筋トレで減量が辛いときには「ダイエットブレイク」を取り入れてみよう!


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 筋トレで減量するときやダイエットするときに大きな障壁となるのが「続けることの難しさ」です。 

 

 筋トレをして筋肉量を増やしながら、脂肪量を減らすには「効果的な減量」をしなければなりません。現代のスポーツ医学は、効果的な減量の方法論について、3つのポイントを推奨しています。

 

①自分のエネルギー必要量を把握する。

②エネルギー(カロリー)摂取量の制限は「必要エネルギー量より500kcal以内」に留める。

③減量のペースは「1週間あたり体重×0.5%を目安」にする。

筋トレやダイエットをするなら自分の「エネルギー必要量」を知っておこう!

筋トレによる筋肥大の効果を減らさずに除脂肪するためのエネルギー摂取量の考え方

筋トレしながら筋肉量を維持して脂肪量を減らす「減量のペース」を知っておこう!

 

 このような減量方法では1ヶ月に体重を5kgや10kg減らすことなどできません。体重が70kgであれば、1週間で0.35kg(350g)、1ヶ月で1.4kgが減量の目安になります。そのため、3kgを減らすには2-3ヶ月、5kg減らすには4-5ヶ月の長期的な減量を行うことになります。

 

 長期的に減量するということは、それだけ身体的、精神的なストレスに耐える期間も長くなることを意味します。

 

 しかしながら、誰しもそんなにメンタルが強いわけではありません。

 

 そこで、一般的に取り入れられているのが「チートデイ」です。

 

 チートデイは「減量中に1日だけ好きな量を食べて良い日」を作り、身体的、精神的ストレスを緩和する方法です。チートデイを楽しみにして減量を頑張る!というSNSのコメントをよく見かけますが、現時点ではチートデイに明確なエビデンスは示されていません。

 

 これに対して近年、スポーツ栄養学でエビデンスが報告され始めているのが「ダイエットブレイク」です。

 

 ダイエットブレイクとは、減量中にブレイク(休憩)期間を取り入れることで体重や脂肪量の減少、身体的・精神的なストレスを軽減するという減量方法です。

 

 今回は、筋トレで減量するときの「ダイエットブレイク」の効果について、最新の研究報告をご紹介しましょう。



Table of contents

 



◆ 肥満者に対するダイエットブレイクの効果を知っておこう!

 

 長期にエネルギー制限を続けていくと、筋肉量が減りやすくなり、利用可能エネルギー不足による体調不良やイライラなど身体的・精神的な悪影響が生じやすくなります。

筋トレで減量するなら注意したい「利用可能エネルギー量の不足」について知っておこう!

 

 また、減量を続けていくと「適応的熱発生」が生じてきます。

 

 人の身体には恒常性という性質が備わっており、体重が減ると、失った体重を取り戻そうとして安静時代謝量を減らすように恒常性が作用します。これを適応的熱発生といい、減量で体重が減りにくくなったり、リバウンドの要因とされています。

ダイエットを成功させたいなら「リバウンドのメカニズム」を知ってこう!

 

 そこで、これらの継続的な減量による悪影響を防ぐための方法として検証されているのが「ダイエットブレイク」です。

 

 ダイエットブレイクは「間欠的エネルギー制限(Intermittent Energy Restriction)」とも言われ、エネルギー制限の期間中に1〜2週間はエネルギー必要量相当の摂取量を摂取して良いという減量方法です。このようなブレイク(休憩)によって身体的、精神的な悪影響を和らげ、適応的熱発生を予防しながら、長期的な減量の成功につなげることを目的としています。

 

 ダイエットブレイクによる効果を検証したのがタスマニア大学のByrneらです。

 

 Byrneらは、継続的なエネルギー制限とダイエットブレイクを取り入れた間欠的なエネルギー制限による減量効果についてのランダム化比較試験(RCT)を行いました。

 

 肥満の男性51名(25~54歳)を対象として、継続的なエネルギー制限プログラム(CER)と間欠的なエネルギー制限プログラム(IER)のいずれかに無作為に割り付けました。

 

 CERはエネルギー制限を16週間、継続しておこないます。IERはエネルギー制限を2週間、ブレイク期間を2週間として、これを間欠的に繰り返して30週間行います。IERはCERよりも減量期間が多くなりますが、ブレイク期間を除いたエネルギー制限の総期間は同じ16週間になります。

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Fig.1:Byrne NM, 2018より筆者作成

 

 エネルギー制限は、両プログラムともにエネルギー必要量から33%を制限したエネルギー摂取量とし、ブレイク期間はエネルギー必要量を摂取するようにしています。

 

 これらのプログラムの前後における体重、脂肪量、除脂肪量(筋肉量)、安静時代謝量の変化を比較検証しました。

 

 その結果、IERはCERに比べて有意に体重の減少が認められました。

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Fig.2:Byrne NM, 2018より筆者作成

 

 また、筋肉量の変化に差はなく、脂肪量が有意に減少しました。

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Fig.3:Byrne NM, 2018より筆者作成

 

 さらに、安静時代謝量の減少が少ないことが示されました。

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Fig.4:Byrne NM, 2018より筆者作成

 

 これらの結果から、エネルギー制限中にブレイク期間を設けるIERは、継続的にエネルギー制限を行うCERよりも筋肉量を維持したまま体重や脂肪量を減少させ、減量にともなう適応的熱発生として生じる安静時代謝量の減少も少ないことが示唆されました(Byrne NM, 2018)。

 

 ダイエットブレイクを取り入れる減量方法は、筋肉量を維持したまま脂肪量を減らし、減量後もリバウンドしにくい可能性が示されたのです。

 

 しかしながら、ノルウェー科学技術大学の研究(Coutinho SR, 2018)では、IERとCERによる体重減少の効果に有意差は認められないという報告もあり、今後はエビデンスレベルの高いメタアナリシスなどの包括的な解析が待たれます。

 

 では、筋トレで減量する場合でもダイエットブレイクによる効果はあるのでしょうか?



◆ 筋トレで減量時のダイエットブレイクの効果を知っておこう!

 

 この問いについて検証したのがノルウェー科学技術大学のPeosらです。

 

 2021年、Peosらは、筋トレ経験者を対象にダイエットブレイクを取り入れたIERとCERによる減量の効果について検証したランダム化比較試験(RCT)を報告しています。

 

 筋トレ経験のある普通体型の被験者61名(平均年齢28.7歳)を対象として、無作為にIERとCERに割り振られました。CERはエネルギー制限を12週間、継続して行い、その後はエネルギー必要量を3週間摂取する合計15週間のプログラムです。IERは3週間のエネルギー制限おきに1週間のダイエットブレイクを設ける合計15週間のプログラムです。エネルギー制限は、両プログラムともに1週間で体重×0.7%の減量を達成するエネルギー摂取量を摂取しました。ダイエットブレイク中はエネルギー必要量を摂取しました。

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Fig.5:Peos JJ, 2021より筆者作成

 

 15週間における両プログラム前後の体重、脂肪量、除脂肪量(筋肉量)、安静時代謝量、食欲や気分の変化が比較検討されました。

 

 その結果、IERはCERよりも体重の高い減少効果が認められました。

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Fig.6:Peos JJ, 2021より筆者作成

 

 両プログラムで脂肪量、筋肉量の減少に有意な差は認められませんでしたが、IERでは脂肪量が減少する傾向が示されました。

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Fig.7:Peos JJ, 2021より筆者作成

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Fig.8:Peos JJ, 2021より筆者作成

 

 また、安静時代謝量の減少にも有意な差は認められませんでした。

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Fig.9:Peos JJ, 2021より筆者作成

 

 そして、空腹感や食事への渇望、イライラする気分の高まりは、IERで有意に抑えられることが示されました。

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Fig.10:Peos JJ, 2021より筆者作成

 

 これらの結果から、IERはCERよりも体重や脂肪量が減少しやすく、ダイエットブレイクによって食欲やイライラ感を抑えられる可能性が示唆されました。しかしながら、安静時代謝量の減少を抑える効果は認められませんでした(Peos JJ, 2021)。

 

 Peosらの報告は筋トレ経験者を対象にしたものであり、肥満者を対象にしたByrneらの報告とは異なり、安静時代謝量の減少を抑える効果は認められませんでしたが、筋トレ経験者でもIERによる体重や脂肪量の減少効果、食欲の高まりや気分への悪影響を抑える有効性があることが示唆されたのです。

 

 現時点で、筋トレ経験者を対象としたダイエットブレイクの効果についての研究報告はPeosら以外にはなく、今後のさらなる検証の積み重ねが必要であり、また、ダイエットブレイクの最適な期間についての検証も行うべきであるとPeosらは述べています。

 

 チートデイのような1日単位の休憩ではなく、1週間という単位で行うダイエットブレイクにより、減量による身体的・精神的なストレスを緩和し、筋肉量を維持しながら脂肪量を減らす効果が期待できるかもしれません。

 

 ただし、ダイエットブレイクの期間はチートデイのように好きな量を食べることはできません。残念ですが、体重の増減に影響しないエネルギー必要量相当の摂取量を摂取することになります。そのためにも自分のエネルギー必要量を把握しておいたほうが良いでしょう。

筋トレやダイエットをするなら自分の「エネルギー必要量」を知っておこう!

 

 長期のエネルギー制限による減量が辛く、挫折しやすいのであれば、「ダイエットブレイク」というチートウィークを取り入れてみても良いかもしれませんね。

 

 

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◆ 筋トレの科学シリーズ

シリーズ①:筋肉を増やすための栄養摂取のメカニズムを理解しよう

シリーズ②:筋トレの効果を最大にするタンパク質の摂取量を知っておこう

シリーズ③:筋トレの効果を最大にするタンパク質の摂取タイミングを知っておこう

シリーズ④:筋トレの効果を最大にするタンパク質の摂取パターンを知っておこう

シリーズ⑤:筋トレの効果を最大にする就寝前のプロテイン摂取を知っておこう

シリーズ⑥:筋トレの効果を最大にする就寝前のプロテイン摂取の方法論 

シリーズ⑦:筋トレの効果を最大にする運動強度(負荷)について知っておこう

シリーズ⑧:筋トレの効果を最大にする運動強度(負荷)の実践論

シリーズ⑨:筋トレの効果を最大にするセット数について知っておこう 

シリーズ⑩:筋トレの効果を最大にするセット間の休憩時間について知っておこう

シリーズ⑪:筋トレの効果を最大にするトレーニングの頻度について知っておこう

シリーズ⑫:筋トレの効果を最大にするタンパク質の品質について知っておこう

シリーズ⑬:筋トレの効果を最大にするロイシンについて知っておこう

シリーズ⑭:筋トレの効果を最大にするタンパク質の摂取方法まとめ

シリーズ⑮:筋トレの効果を最大にするベータアラニンについて知っておこう

シリーズ⑯:いつまでも若々しい筋肉を維持するためには筋トレだけじゃ不十分?

シリーズ⑰:筋トレの効果を最大にするセット数について知っておこう(2017年7月版) 

シリーズ⑱:筋トレとアルコール摂取の残酷な真実

シリーズ⑲:筋トレの効果を最大にするタンパク質の摂取量を知っておこう(2017年7月版)

シリーズ⑳:長生きの秘訣は筋トレにある

シリーズ㉑:筋トレの最適な負荷量を知っておこう(2017年8月版)

シリーズ㉒:筋トレが不安を解消するエビデンス

シリーズ㉓:筋肉量を維持しながらダイエットする方法論

シリーズ㉔:プロテインの摂取はトレーニング前と後のどちらが効果的?

シリーズ㉕:筋トレの前にストレッチングをしてはいけない理由

シリーズ㉖:筋トレの効果を最大にするウォームアップの方法を知っておこう

シリーズ㉗:筋トレの効果を最大にするセット間の休憩時間を知っておこう(2017年9月版)

シリーズ㉘:BCAAが筋肉痛を回復させるエビデンス

シリーズ㉙:筋トレの効果を最大にするタマゴの正しい食べ方

シリーズ㉚:筋トレが睡眠の質を高める〜世界初のエビデンスが明らかに

シリーズ㉛:筋肉の大きさから筋トレをデザインしよう

シリーズ㉜:HMBが筋トレの効果を高める理由~国際スポーツ栄養学会のガイドラインから最新のエビデンスまで

シリーズ㉝:筋トレの効果を高める最新の3つの考え方〜Schoenfeld氏のインタビューより

シリーズ㉞:筋トレによって脳が変わる〜最新のメカニズムが明らかに

シリーズ㉟:ホエイプロテインは食欲を抑える〜最新のエビデンスを知っておこう

シリーズ㊱:筋トレが病気による死亡率を減少させる幸福な真実

シリーズ㊲:プロテインは腎臓にダメージを与える?〜現代の科学が示すひとつの答え

シリーズ㊳:筋トレとアルコールの残酷な真実(続編)

シリーズ㊴:筋トレの効果を最大にする「関節を動かす範囲」について知っておこう

シリーズ㊵:筋トレが続かない理由〜ハーバード大学が明らかにした答えとは?

シリーズ㊶:筋トレと遺伝の本当の真実〜筋トレの効果は遺伝で決まる?

シリーズ㊷:エビデンスにもとづく筋肥大を最大化するための筋トレ・ガイドライン

シリーズ㊸:筋トレしてすぐの筋肥大は浮腫(むくみ)であるという残念な真実

シリーズ㊹:時間がないときにやるべき筋トレメニューとは〜その科学的根拠があきらかに

シリーズ㊺:筋トレの効果を最大にする新しいトレーニングプログラムの考え方を知っておこう

シリーズ㊻:筋トレは心臓も強くする〜最新のエビデンスが明らかに

シリーズ㊼:プロテインは骨をもろくする?〜最新の研究結果を知っておこう

シリーズ㊽:コーヒーが筋トレのパフォーマンスを高める〜その科学的根拠を知っておこう

シリーズ㊾:睡眠不足は筋トレの効果を低下させる~その科学的根拠を知っておこう

シリーズ㊿:イメージトレーニングが筋トレの効果を高める〜その科学的根拠を知っておこう

シリーズ51:筋トレ後のアルコール摂取が筋力の回復を妨げる?〜最新の研究結果を知っておこう

シリーズ52:筋トレ後のタンパク質の摂取は「24時間」を意識するべき理由

シリーズ53:筋トレが高血圧を改善させる〜その科学的根拠を知っていこう

シリーズ54:ケガなどで筋トレできないときほどタンパク質を摂取するべきか?

シリーズ55:筋トレは脳卒中の発症リスクを高めるのか?〜筋トレによるリスクを知っておこう

シリーズ56:筋トレを続ける技術〜意志力をマネジメントしよう

シリーズ57:筋トレ後にプロテインを飲んですぐに仰向けに寝てはいけない理由

シリーズ58:筋トレは朝やるべきか、夕方やるべきか問題

シリーズ59:筋トレの効果を最大にする食品やプロテインの選ぶポイントを知っておこう

シリーズ60:ベンチプレスをするなら大胸筋損傷について知っておこう

シリーズ61:筋トレの効果を最大にするタンパク質の摂取パターンを知っておこう(2018年4月版)

シリーズ62:筋トレ後のタンパク質摂取に炭水化物(糖質)は必要ない?

シリーズ63:ホエイ・プロテインと筋トレ、ダイエット、健康についての最新のエビデンスまとめ

シリーズ64:筋トレの効果を最大にする「牛乳」の選び方を知っておこう

シリーズ65:そもそもプロテインの摂取は筋トレの効果を高めるのか?

シリーズ66:筋力を簡単にアップさせる方法~筋力と神経の関係を知っておこう

シリーズ67:筋力増強と筋肥大の効果を最大にするトレーニング強度の最新エビデンス

シリーズ68:筋トレは疲労困憊まで追い込むべきか?〜最新のエビデンスを知っていこう

シリーズ69:筋トレで疲労困憊まで追い込んではいけない理由(筋力増強編)

シリーズ70:筋トレで筋肥大の効果を最大にする「運動のスピード」を知っておこう

シリーズ71:筋トレで筋力増強の効果を最大にする「運動のスピード」を知っておこう

シリーズ72:ネガティブトレーニングは筋肥大に効果的なのか?〜最新エビデンスを知っておこう

シリーズ73:筋トレを続ける技術〜お金をもらえれば筋トレは継続できる?

シリーズ74:プロテインは腎臓にダメージを与える?〜ハーバード大学の見解と最新エビデンス

シリーズ75:筋トレによる筋肥大の効果は強度、回数、セット数を合わせた総負荷量によって決まる

シリーズ76:筋トレの効果を最大にするタンパク質の摂取方法まとめ(2018年8月版)

シリーズ77:筋トレとHMBの最新エビデンス(2018年8月版)

シリーズ78:筋トレによる筋肉痛にもっとも効果的なアフターケアの最新エビデンス

シリーズ79:筋肥大のメカニズムから筋トレをデザインしよう

シリーズ80:筋トレの効果を最大にする週の頻度(週に何回?)の最新エビデンス

シリーズ81:筋トレ後のクールダウンに効果なし?〜最新のレビュー結果を知っておこう

シリーズ82:筋トレの総負荷量と疲労の関係からトレーニングをデザインしよう

シリーズ83:筋トレのパフォーマンスを最大にするクレアチンの最新エビデンス

シリーズ84:筋トレのあとは風邪をひきやすくなる?〜最新エビデンスと対処法

シリーズ85:筋トレのパフォーマンスを最大にするカフェインの最新エビデンス

シリーズ86:筋トレとグルタミンの最新エビデンス

シリーズ87:筋トレとアルギニンの最新エビデンス

シリーズ88:筋トレとシトルリンの最新エビデンス

シリーズ89:筋トレするなら知っておきたいサプリメントの最新エビデンスまとめ

シリーズ90:筋トレをするとモテる本当の理由

シリーズ91:高タンパク質は腎臓にダメージを与えない〜最新エビデンスが明らかに

シリーズ92:筋トレするなら知っておきたい食事のキホン〜ハーバード流の食事プレート

シリーズ93:筋トレを続ける技術〜マシュマロ・テストを攻略しよう

シリーズ94:スクワットのフォームの基本を知っておこう【スクワットの科学】

シリーズ95:スクワットのフォームによって筋肉の活動が異なる理由【スクワットの科学】

シリーズ96:スクワットの効果を最大にするスタンス幅と足部の向きを知っておこう【スクワットの科学】

シリーズ97:ベンチプレスのフォームの基本を知っておこう【ベンチプレスの科学】

シリーズ98:ヒトはベンチプレスをするために進化してきた【ベンチプレスの科学】

シリーズ99:デッドリフトのフォームの基本を知っておこう【デッドリフトの科学】

シリーズ100:デッドリフトのリフティングの基本を知っておこう【デッドリフトの科学】

シリーズ101:筋トレを続ける技術~脳をハックしよう!

シリーズ102:腕立て伏せの回数と握力から心臓病のリスクを知ろう!

シリーズ103:筋トレは朝やるべきか、夕方やるべきか?〜最新エビデンスを知っておこう

シリーズ104:筋トレによる筋肥大の効果は「週のトレーニング量」で決まる!【最新エビデンス】

シリーズ105:筋トレをすると「頭が良くなる」という最新エビデンス

シリーズ106:シトルリンは筋トレのパフォーマンスを高める【最新エビデンス】

シリーズ107:筋トレの休憩時間にやるべきこと、やってはいけないこと【最新エビデンス】

シリーズ108:筋トレ前の炭水化物(糖質)の摂取は必要ない?【最新レビュー】

シリーズ109:筋トレは週に〇〇セット以上行うと効果が減る?【最新レビュー】

シリーズ110:イケメンでない僕たちが筋トレをすべき理由

シリーズ111:筋トレは病気による死亡率を減らしてくれる【世界初のエビデンス】

シリーズ112:コラーゲンの摂取が筋トレの効果を高める【最新トピックス】

シリーズ113:スクワットで「膝をつま先より前に出してはいけない」という間違い【スクワットの科学】

シリーズ114:筋トレ後の水風呂が筋肥大の効果を減少させる?【最新トピックス】

シリーズ115:【牛乳vs牛肉】筋トレの効果を最大にする食品について知っておこう!

シリーズ116:太ると筋トレの効果が減ってしまう!?【最新トピックス】

シリーズ117:女性は男性よりも筋トレの効果が高いという最新エビデンス 

シリーズ118:筋トレで筋力をアップさせるための最小のトレーニング量を知っておこう!【最新エビデンス】

シリーズ119:筋トレとHMBの最新エビデンス【2020年版】

シリーズ120:科学的に正しい自己啓発法を知っておこう!【筋トレ編】

シリーズ121:ダイエットすると筋肉量や筋力が減ってしまう科学的根拠を知っておこう!

シリーズ122:筋肉を減らさない科学的に正しいダイエット方法を知っておこう!【食事編】

シリーズ123:筋肉を減らさずにダイエットするならタンパク質の摂取量を増やそう!

シリーズ124:ダイエット後のリバウンドを防ぐ「筋トレの方法論」を知っておこう!

シリーズ125:筋トレによる筋肥大の効果を最大化する「重量(強度)」の最新エビデンス【2021年版】

シリーズ126:タンパク質の摂取タイミングは「筋トレの前と後」のどちらが効果的か?

シリーズ127:睡眠前のタンパク質の摂取が筋トレによる筋肥大を最大化させる【最新エビデンス】

シリーズ128:筋トレによる筋肥大と除脂肪の効果を最大にする「プロテインの摂取パターン」を知っておこう!

シリーズ129:「脂肪を減らし、筋肉を増やすこと」がもっとも病気による死亡率を減少させる

シリーズ130:科学が明らかにした「モテるボディの絶対条件」を知っておこう!

シリーズ131:筋トレには「腹部を引き締める」除脂肪の効果がある!?

シリーズ132:筋トレによる筋肥大の効果を減らさずに除脂肪するためのエネルギー摂取量の考え方

シリーズ133:筋トレしながら筋肉量を維持して脂肪量を減らす「減量のペース」を知っておこう!

シリーズ134:筋トレで減量するなら注意したい「利用可能エネルギー量の不足」について知っておこう!

シリーズ135:筋トレやダイエットをするなら自分の「エネルギー必要量」を知っておこう!

シリーズ136:筋トレによる筋肥大の効果を最大化する「最適なエネルギー摂取量」を知っておこう!

シリーズ137:筋トレで減量が辛いときには「ダイエットブレイク」を取り入れてみよう!

 

 

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◆ ダイエットの科学シリーズ

シリーズ1:「朝食を食べないと太る」というのは都市伝説?〜最新エビデンスを知っておこう

シリーズ2:ダイエットが続かないのは「寝不足」が原因?【最新エビデンス】

シリーズ3:テレビをつけたまま寝ると太る最新エビデンス

シリーズ4:コーヒーにはダイエット効果がある?【最新エビデンス】

シリーズ5:ダイエットするなら「太るメカニズム」を理解しよう!〜糖類編〜

シリーズ6:ダイエットするなら「太るメカニズム」を理解しよう!〜脂質編〜

シリーズ7:筋トレをして筋肉を増やせばダイエットできる説を検証しよう!

シリーズ8:ソイ・プロテインなどの大豆食品によるダイエット効果の最新エビデンス

シリーズ9:太ると頭が悪くなる?最新エビデンスを知っておこう!

シリーズ10:ダイエットをすると頭が良くなる最新エビデンス【科学的に正しい自己啓発法】

シリーズ11:ダイエットすると筋肉量や筋力が減ってしまう科学的根拠を知っておこう!

シリーズ12:筋肉を減らさない科学的に正しいダイエット方法を知っておこう!【食事編】

シリーズ13:筋肉を減らさずにダイエットするならタンパク質の摂取量を増やそう!

シリーズ14:ダイエットで食欲を抑えたいならタンパク質を摂取しよう!

シリーズ15:タンパク質が食欲を減らすメカニズムを知っておこう!

シリーズ16:寝不足がダイエットの邪魔をする!〜睡眠不足が食欲を高める最新エビデンス

シリーズ17:ダイエットは超加工食品を避けることからはじめよう!

シリーズ18:ダイエットするなら「太る炭水化物」と「やせる炭水化物」を見極めよう!

シリーズ19:ダイエットするなら「白米よりも玄米」を食べよう!

シリーズ20:ダイエットするなら「やせる野菜と果物」を食べよう!

シリーズ21ダイエットするなら「健康に良い、やせる脂質」を食べよう!

シリーズ22:ダイエットするなら「おやつにナッツ」を食べよう!

シリーズ23:ダイエットするなら「ジュース(砂糖入り飲料)の中毒性」を断ち切ろう!

シリーズ24:ダイエットするなら「やせる飲みもの」を飲もう!

シリーズ25:タンパク質は食べるだけでエネルギーを消費できる!〜食事誘発性熱産生を知っておこう

シリーズ26:ダイエットするなら「赤い肉」よりも「白い肉」を食べよう!

シリーズ27:ダイエット中の食べすぎを防ぎたいなら、食事の前に「冷たい水」を飲もう!

シリーズ28:タンパク質はダイエットによる骨の減少を抑えてくれる!

シリーズ29:乳製品がダイエット効果を高める最新エビデンスを知っておこう!

シリーズ30:タンパク質がダイエット効果を高める最新エビデンスを知っておこう!

シリーズ31:週末に寝だめをしても睡眠不足による食欲の増加は防げない!

シリーズ32:ダイエットするなら運動よりも食事制限から始めるべき科学的根拠

シリーズ33:ダイエットを成功させたいなら「リバウンドのメカニズム」を知ってこう!

シリーズ34:ダイエットでリバウンドを防ぐなら「運動」をするべき科学的根拠

シリーズ35:ぽっこりお腹を減らしたいならダイエットで「運動」をするべき科学的根拠

シリーズ36:もっとも脂肪を減らす「有酸素運動の方法論」を知っておこう!

シリーズ37:やせたいところを筋トレしても「部分やせはしない」という残酷な真実

シリーズ38:ダイエットの成功には「筋肉量」が鍵になる科学的根拠

シリーズ39:ダイエット後のリバウンドを防ぐ「筋トレの方法論」を知っておこう!

シリーズ40:ダイエットするなら「ゆっくり食べる」べき最新エビデンス

シリーズ41:筋トレによる筋肥大と除脂肪の効果を最大にする「プロテインの摂取パターン」を知っておこう!

シリーズ42:「脂肪を減らし、筋肉を増やすこと」がもっとも病気による死亡率を減少させる

シリーズ43:科学が明らかにした「モテるボディの絶対条件」を知っておこう!

シリーズ44:筋トレには「腹部を引き締める」除脂肪の効果がある!?

シリーズ45:筋トレによる筋肥大の効果を減らさずに除脂肪するためのエネルギー摂取量の考え方

シリーズ46:筋トレしながら筋肉量を維持して脂肪量を減らす「減量のペース」を知っておこう!
シリーズ47:筋トレで減量するなら注意したい「利用可能エネルギー量の不足」について知っておこう!

シリーズ48:筋トレやダイエットをするなら自分の「エネルギー必要量」を知っておこう!

シリーズ49:筋トレで減量が辛いときには「ダイエットブレイク」を取り入れてみよう!

 

 

 

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◆ 参考文献

Byrne NM, et al. Intermittent energy restriction improves weight loss efficiency in obese men: the MATADOR study. Int J Obes (Lond). 2018 Feb;42(2):129-138.

Coutinho SR, et al. Compensatory mechanisms activated with intermittent energy restriction: A randomized control trial. Clin Nutr. 2018 Jun;37(3):815-823.

Peos JJ, et al. Continuous versus Intermittent Dieting for Fat Loss and Fat-Free Mass Retention in Resistance-trained Adults: The ICECAP Trial. Med Sci Sports Exerc. 2021 Aug 1;53(8):1685-1698.